ある日
夫と息子が
テレビを
見ていて
テレビから
〝反省〟
という言葉が
聞こえたとき
息子が
突然
ぼくも
絵画教室で
反省する
と言った
だから
それを聞いていた
わたしは
描いた絵は
反省しないよね？
と言うと
描いた絵は
反省しないけど
その絵を見て
自分を反省する
と言い
息子も
わたしや
松山先生と
同じように
自分が
描いた絵から
人生を
学んでいる
ことが
わかり
ハッとした
そして
健常者
障害者
関係なく
短い言葉で
そんな風に
表現できる人間が
わたしの周りに
いるだろうかと
衝撃を受け
これが
自閉傾向があり
重度の知的障害児と
判定されてきたわたしが
例え
誰も信じなくても
信じ続けた
息子の
真の姿だと
思った
