でも
わたしは
一生
療育手帳や手当てを
もらうつもりは
なかった
それは
このように
いつか
わたしたちは
障害を卒業していくのだ
と思っていたし
アーティストとして
生きていくことが
わかったからで
だからいつか
息子は
療育手帳から
卒業していくのだろう
と思い
そのタイミングを
静かに
待っていた
だから
2019年2月で
息子が
20歳になるときに
手帳や手当ての
手続きが
必要で
進み
ほぼ
専業主婦だった
わたしも
自立をする必要があり
息子もそろそろ
アーティストとして
本格的に
活動するときかもしれない
という
人生の
大きな岐路に
立っていたので
2018年秋に
市の担当の方から
その手続き関係で
連絡を頂いたとき
療育手帳を
卒業する時期が
近づいている
と思った
そして
今までは確かに
療育手帳関係で
行政の方と
思ったような
分かち合いは
少なかったが
でも
もう卒業が
間近なら
分かち合える
分かち合えない
関係なく
この経験を
今この瞬間を
最後まで楽しもう
と思うように
なった