そして
週に一回
通い
息子が
絵を描く横で
先生とわたしは
たくさん
話をした
そして
わたしが話した言葉も
先生が話す言葉も
いつも
深いところに
触れ
いつも
わたしは
泣いた
そして
先生の言葉で
どんどん
息子を
知ることとなり
わたしは
息子が知りたくて
教室に通いはじめた
わけではなかったが
息子の
リハビリを
始めたのは
〝息子が
知りたかったから〟
だったように
わたしはやはり
息子のことが
知りたかったのだと
思った
息子を通して
自分を
人生を
知りたかったのだと
思った
そして
リハビリのときは
そこに限界を
感じたが
常に
生徒と学び続ける
松山先生のいる
ここは
芸術は
無限だと
思った
