自叙伝 12. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.












わたしが
魅力を感じたのは
なぜか









それは
息子のことが知りたい
という純粋な気持ち
からだった









息子は
退院してから
何ヶ月もかけて








徐々に
視力は戻ってきたが
見え方は
普通ではなく








コミュニケーションは
相変わらずとれず
異常行動もあり
多動で







抗てんかん薬も
服用しており









わたしの知る
日本、三重の医師や
検査では





 


息子の状態は
明らかにならず








様子を見ましょう
としか言われず
わたしは
悶々としていた









でも一方で
片っ端から読んでいた
研究所の書物では









息子のことが
手に取るように
わかり








知るからこそ
出来ることも
わかり










それがわたしは
何より
嬉しかった











でも
希望へ
進み始めても
絶望はいつも
付きまとい










息子が
日本の療育関係者から
最重度の知的障害児
測定不可能
診断されたときは











夫と二人
その場で
泣いた










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でもわたしは
その事実を受け入れながらも
その診断が
息子の全てではないと
思った











だから 











「脳が傷ついた子どもは
アウトプットに問題があるだけで
インプットには問題がなく
皆天才で

今まで
天才でない子どもには
一度も会ったことがない」











という
研究所の言葉は
ただただ、嬉しかった











だから
日本や三重の
医療現場では











無知な存在として
扱われた
母親であるわたしと
息子が











研究所では
常に尊重され
耳を傾けて貰え












お互いを尊敬し合い
皆で協力し合い
同じ方向を向く
その関係は
涙が出るほど嬉しく












ここに
人生の全てを掛けてみよう
と思った