8月6日でも9日でもない、日曜日でもない8月8日に天皇陛下のビデオメッセージが流される。
日付も考慮されているのでしょうね。
もちろん・・・
お言葉の中で何度となく「象徴天皇」という単語が繰り返されていた。
生まれたときから皇太子として生きる人生を決められておいでになり、戦争を経験され戦後、天皇は日本国の象徴となった天皇陛下。
まさに象徴として即位されて象徴としてのお努めを考えられてきたお方だ。
好きとか嫌いとか、右とか左とかなしにしてこの天皇陛下の行いをみて非難できる日本人は居ないと思う。
まさに国民に寄り添う天皇陛下であるのだから・・。
82歳というご高齢でわたしたちが見えないところでも日々、ご公務を果たされている。
いつもスーツをきてピシッとして立たれている。
お祝いのときには微笑みを。
被災のときには膝をつき、おいくつになられても太平洋戦争の慰霊に足をはこばれ頭をさげられる天皇陛下。
民間から美智子さまを御妃さまに選ばれたのも天皇陛下が初めてでいらして・・
天皇でありながら、人であり、家族をもとうとされた。
お静かでありながら、この方は芯が通った方だと思う。
だからこそ、自分の年齢と天皇としてのご公務、今後の皇族の方々のことなどを考えてこのような形でご意志をお言葉にされたのだろう。
安倍さんが何を叫ぼうと国民は立ち止まらないかもしれないが、天皇陛下のこのお言葉に対しては放送の前で人々は立ち止まり、耳を傾けている。を
前例のないことを行うことは難しい。
でも、誰よりも象徴として平和を望まれている方がのぞむご意志に異論をとなえる国民はいないのではないでしょうか?
法律改正を行わないと今日の明日にはできないことことなのだろうが、82歳の方がこれだけのことを日々されているということを考えたらどうにかならないものなのだろうか?
日本の天皇制の歴史は日本史そのものであり、こんなに長くエンペラーが継続されている国って他にはないのだ。
その天皇陛下が国民に頭をさげてお言葉を発している。
これはある意味凄いことだと思った。
今年の8月はいろいろ、衝撃的でありまする。
鈴 真由