このブログは小さな家に暮らすアラカン主婦の日常を綴ったブログです。

 

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今回は私の両親の事について何回かに分けて書きたいと思います。

1回目はこちらです。

 

 

前回は、祖母のお通夜に突然現れた父親の事を書きました。

 

その後、しばらくは疎遠になっていましたが、姉からの連絡で父親に会いに行くことになりました。


「何だか様子が変なのよ。同じ事を何度も言うし・・・」

 

父親は、明らかに認知症の症状が出ていました。


そして、久しぶりに会う父親は一回り小さくなっていました。

 

どこも悪くないと言う父親をなだめながら、物忘れ外来があるクリニックへ連れていきました。

 

 

初診だったので2時間程待たされてしました。

どんなに長い時間でも、黙って大人しく座っている父親を見て「もうこんなに歳を取ったのか」と改めて思いました。

 

 

 

若い時は、体も大きくて、短気で直ぐに怒るイメージがありました。

仕事やプライベートで面白くない事があると、イライラして家族に当たっていました。

 

大人しかった姉と違って、私は自己主張が強く、何度も叩かれてる嫌な思い出しかない。

 

私の強情で負けず嫌いの性格は、その当時からだったんだと思います。

検査では、一般的な認知症検査をしました。

 

看護師:〇〇さん、今日は何月ですか?

父親:9月かな?

 

看護師:春夏秋冬、今の季節は?

父親:秋かな?

 

看護師:秋ですか?

父親:あ、間違えました。夏です。

 

 

あ~やっぱりな、相当認知が進んでいるなと思いました。

 

看護師:〇〇さん、今日したことを文章でここに書いてください。

 

紙とペンを渡された父は、少しためらいながら

 

父親:漢字じゃなきゃ駄目ですか?

看護師:ひらながで良いですよ。

 

書いたのが、こちらの文章です。

 

「あさ草とりをした」

 

何だか一生懸命書いている父親を見て思いました。

もう許す時なんだなと。

 

辛い記憶しかない父親との関係。

それでも父親であることに間違いない。

 

初めて夫が父親にあった時に、びっくりするくらい私は父親に似ていたそうです。

 

寝たきりになるか認知症になるまでは優しい言葉は掛けたくない。

いや、掛けられないと思っていました。

 

私も歳をとったのだと思いました。

それからは、アルツハイマー型認知症だった父親が亡くなるまでは姉と交代で介護をすることになりました。

 

 

近所の人に会ったら、
「娘が来てくれたんだよ」と嬉しそうに私を紹介する父親。

まんざらでもなかった自分が不思議です。

 

その後、胆管がんが発見され1年後には永眠しました。

 

 

この1年があったからこそ私達姉妹の心の整理が出来たと思っています。

 

1年間と言う短い間ですが、父親と関り看取る事が出来たのは本当に良かったと思っています。

 

「蒸発した両親の過去、子供が追う記憶」は父親の命日である今日で一旦終了となります。

 

1年間の介護の事、葬儀や墓じまいのこと等は改めて書きたいと思います。

長くお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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