【レダと白鳥 モロー】  

 

これは、前世を見始めた頃の体験です。

 

鳥のソウルメイト1 夢で会った鳥の彼
からの続きです。

夢で前世を見るということはよくあります。私は前世退行で見たことを、夢でもっと詳しく見ました。ヨーロッパの体験は前世退行で見て、そのつづきの鳥のところは夢で見ました。
      ++++++++++++


19世紀のヨーロッパ。私は教会の前に捨てられていた孤児でした。その教会の孤児院で育ちました。シスターたちは冷たく規則一点張りで、孤児たちはみな暖かい愛情に飢えていました。

「私も早く大人になってここから出たいわ~、外の世界はどんなことが待っているのかしら。」

18才になって、シスターが私の就職先を見つけてきてくれました。
どんな所でも良いから早くここを出たかったのでした。

町はずれの大衆レストランにウエイトレスとして住み込みで働くことになり、幸いご主人も女将さんも親切な人でした。

「うれしいわ~!私働いてお金がもらえるの!!
楽しいわ~!みんなが私に親切にしてくれるの!!
もう誰もぶったりお説教をしないわ!!」  v(≧∇≦)v ♪


とにかく毎日が楽しくてうれしくて、テーブルの間をくるくる回って働きました。

「ごらん、あの娘は小鳥のようだよ。歌い踊りながら給仕をしているよ。」

レストランといっても、お客は労働者階級の人たちでした。
仕事の合間の休憩に、夕方は仕事帰りに、ビールやワインを飲んで食事をしていきました。

ある時、そんなレストランに似つかわしくない上品な紳士が入ってきました。年の頃は50代、仕立ての良いコートを着て身に付けている小物も高価そうな物ばかり。

紳士はそれから毎日来るようになりました。
主人と女将さんがひそひそ話をしていました。

「あの客はきっとあの娘が目当てだよ。
うちの料理が気に入ったとは思えないよ。
どういう魂胆だろうね。妾にでもしたいのかね。」 ( ゜o゜)(゜o゜ )


1ヶ月後、とうとう紳士は私に話しかけてきました。
「お、お嬢さん、今度の休みにどこかへ遊びにい、行きませんか。わ、私が、お、おごりますよ。」
(〃∀〃;)


「まあ、うれしい!殿方にお誘いいただけるなんて、始めてだわ!!」 
(*^^*) 

私は大喜びでした。

その日は6月の日差しの強い日で、私の着ている白いブラウスは汗ばんでいました。
二人で郊外の遊園地に行きました。回転木馬やメリーゴーランドなど、見たこともないきれいな遊具に夢中でした。
遊び疲れて帰る途中で、彼が「疲れたからちょっと休んでいこう」と小さなホテルに入りました。
(やっぱり下心が・・・)

部屋に入り帽子やスカーフを取りくつろいでいる内に、自然に二人はベッドの上に。
ずっと昔からそうしていたかのように、服を脱いで抱き合っていました。
その瞬間、白い強烈な光にすっぽりと包まれました。
なにもかもわからなくなりました。

しかし、意識の片隅で
「やっと会えたのね。ずっとこの瞬間のために生きてきた!!」
という思いがわき起こってきたのでした。

彼:そうだ。この時を待っていたんだよ。ずっとずっと探して来たよ。
愛しい人よ!! 
あれから、私は星々を回って、君の痕跡を探し歩いた。そして、ついにこの惑星で見つけた。
あのレストランで君を見たとき、きっとこの人に違いないと思った。
それを確かめるために、1ヶ月かかった。

私:どこで、私だとわかったの?

彼:その目、その声、小鳥のような仕草、・・・
絶対に白い大鳥だったときの私の妻だ!!

私:クイーン!!クイーン!!ケーン!!ピーピー!!(鳥の鳴き声)
.・゜゜・(> ◇ <)・゜゜・.


彼:グゥイーン!!グゥイーン!!ゲーン、ゲーン!!(鳥の鳴き声)
゜゜・(^◇^)・゜゜


お互いに何を言っているのかはわかりませんでしたが、気持ちはググッと通じ合ったのでした。愛する二人、その愛ははるか時空を超えて、やっとこの地球で巡り会えたのでした。

鳥のソウルメイト3 鳥彼との別れ
につづく

 

やっと巡り会った二人、これからどうなったのでしょうか。
(*^o^)/\(^-^*)

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