天皇制の歴史と問題点3 明治政府と教育勅語

【御真影　明治天皇の肖像画　天皇の分身であり、粗略に扱うことは許されなかった。命がけで守ることが要求され、学校の火事で燃えたために校長が割腹自殺した。】

こんにちは～

HAPPYリマです。ヽ(´∀｀)ノ

・明治～第二次世界大戦（近代天皇制）

○明治政府樹立と大日本帝国憲法制定

1868年大日本帝国憲法が発布され、帝国議会が開設された。
1890年には「教育勅語」が発布され、儒教的な思想を利用して、家族的な国家観、忠君愛国主義が国家の道徳とされて教育にも影響力が与えられる

明治天皇の軍国的な天皇のイメージを広める、「御真影」が製作される

今まで実権を握っていた武家に変わって天皇が国家を統治するためのイデオロギーが必要になったからだ。

・天皇は天照大神（アマテラスオオミカミ）の子孫である
・天皇家は古来から日本を統治してきた、万世一系の統治者の家系である

そのために、神道を積極的に活用し、信仰を使って国民を統治しようとした。

○国家神道の誕生

【教育勅語　戦前の子供たちは強制的に暗記させられた。】

明治政府は、近代国家を建設するため、イデオロギー面の支配思想を必要としており、それを「日本人ならではの信仰」である神道に求めた

明治政府は、天皇を中心とした神の体系を明確にした

神道は「宗教ではない」とされ、国家の祭祀として近代天皇制の根幹に置かれた

神道は、単なる宗教ではなく国民の道徳、思想、祭祀として位置づけられた

「国民は天皇の子である」という儒教的な国家観も誕生した。

明治天皇崩御後、病弱だった大正天皇のあと、昭和天皇が摂政となった。（1912年）

昭和期の天皇制は、権力で国内を抑えて対外的には帝国主義的政策を行うものへと変質していった。

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