録画してあった囲碁将棋チャンネルの
The Passion! ( ザ・パッション! )
を見ました。
いろいろな強さの段階のアマチュアが、
インストラクターや棋士に月に一回、指導碁を打ってもらって、
半年間かけて目標棋力を達成する番組です。
この番組に出演経験があるプロの棋士もいるんじゃないかな。
今放送中のシリーズには、元将棋棋士の大内延介さんが出演しています。
さて、この番組の頭で、視聴者からメールで届いた
質問やメッセージが紹介されるのですが、
今回の質問は棋譜並べについてでした。
おおむねの質問内容は、
「 棋譜並べってどうやるんですか?
全部暗記するんですか? 」
というようなものでした。
まだ、実際に並べたことはあまりなくて、
囲碁の勉強に 「 棋譜並べ 」 がいいよ、と教わって、
やってみようかな? と思っている方でしょうか?
きっぱりと回答したのは、棋士の 黄 孟正 九段 で、
「 この方は、まだ棋譜並べはしなくていいと思います。 」
黄先生、きっぱりし過ぎですよ
棋譜を見て、数字を探すのにいっぱいいっぱいで、
手順を追うどころじゃない段階の人が、
苦労しながら頑張って、へこたれちゃう位だったら、
今のうちは、もっとおもしろい、楽しい勉強方法をやった方がいいですよ。
という趣旨のようです。
一理ありますが。
でも、棋譜並べって、棋力が充分に ( ってどのくらいかな )
上がった状態で初挑戦したとしても、
やっぱり最初は数字さがしで苦労するんじゃないかな。
慣れるまで、ある程度頑張らないと、おもしろくなってこないところは、
囲碁そのものにも似ているように思います。
せっかく、棋譜並べに興味を持ったら、
その、最初の壁をできるだけスムースに乗り越えて、
なるべく早く、楽しめる段階に進めるといいですよね。
子どもたちには、
初手30手くらいの棋譜を使って、
何手目まで覚えたかのポイントラリーをしたりします。
このやり方は、打っている手の意味をじっくり考えるには、
多分、全く向いていないのですが、
自分への挑戦!
みたいな気分で楽しくできます。
もっと強くなって、強い人の棋譜を並べて勉強したくなった時に
棋譜を見て、手を探して、並べる、という作業に
抵抗なく、すっと入れるようになるといいかな、と思っています。
ロールプレイングゲームで、地道にレベルアップすることに
楽しみを見いだせるような性格の方にはお勧めです。
何度も同じ一局を並べると、
必ず、だんだん先まで憶えていけるので
小林 光一 名誉棋聖が出されている
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は、解説も親切で並べやすいです。