半信半疑で! | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

 

今日の夕方パソコンに向かっていると、突然、大音響と共にこんな画面が現れた。

 

 

 

どこをクリックしても全く画面が変わらず、音量を下げることもできない。マイクロソフトからこんな警告が来るんだろうか…と疑いながらも、画面のサポートに電話をしてみたあせる

 

 

明らかに中国人と思われるような日本語を話す男性が出て、「ウイルスが侵入したので、情報を盗られる前に対処しなければならない」というようなことを言って、自分の名前とグーグル上にある自分のアイデンティティの画面を見せた。顔写真と名前の部分だけ左下矢印

 

 

 

私は、思わず「中国人だと思っていた!」と言うと「アメリカ人です」と。アメリカ人の日本語ってそんななまり方はしないけどなぁと思いながら、矢継ぎ早に喋ってくる内容を聴いていた。

 

 

「パソコンは触らないで」と言って、ハッカーらしき人物の写真を出し、「この人がハッカーであなたの情報を盗んでいます」という。人相の悪いロシア人の名前の男だった。

 

 

パソコン内の普段は出くわすことの無い黒画面に大量に印字された画面を見せ、また、メモ帳に自分の名前を書いて、メモするようにと言われたのでスマホで写真を撮った。

 

 

センター(center)をcentreと綴るのは英国人のはずなのだが…。

 

 

 

これに続いて、私のパソコンがトロイの木馬に侵されたことなどを順番に英語と、ローマ字で書いた日本語を書いていき、ファイアウォールの説明をして、ハッカーからブロックするためにそれが必要なことを説明し始めた。

 

 

ファイアウォールは機能しているはずと疑いを持ちながらも、半信半疑で聴いていると、そのうち「このような脅威から守るためのセキュリティが必要」と言い、「3年間で4万円…」などとメモ帳に書きながら「安全を守る」という説明をし始めた。

 

 

「パソコンにインストールしているセキュリティソフトが何の警告も出していないのに…先ほどから騙されているようで不安なんですけど」などと言い始めたら、なぜか急に電話回線が切れてしまった。

 

 

もう一度かけ直したら、同じようななまりのある別の男性が出たので本人を呼んでもらった。すぐ横に居るような感じで、とてもオフィスの雰囲気は無い。jack williamsと名乗った本人と再び話していると私がなかなか折れないものだから、途中で「先輩に代わります」と先の男性に代わった。

 

 

この人も同じようにアメリカ人のアイデンティティを表すグーグルのページを示して、「これが私です」と言い、「トロイの木馬に侵されているので…」と同じような説明をし始めた。明らかに中国人だ。

 

 

電話が長くなるほどに、確信となってきたので、「とにかく私一人では判断できかねるので、家族やパソコンの先生に相談します」と言ったら、相手は「そうですか」と言って電話を切った。

 

 

最初から疑いながらも、「もしかして…」という思いもあったので、思いがけず長電話となった。電話を切ってから、この件に関する記事を検索した。こんな時は、いったん強制終了すればよかったのだと知った。

 

 

後から考えれば、明らかにおかしいことばかりなのだが、あの大音量の警告音と共に、英語で「ウイルスに侵されているので早急に対策が必要です」という女性の大きな声にちょっとパニックになったのは事実。それが手なのだろうが…。

 

 

こんな風にアクセスされたこと自体、すでに何らかの形で汚染されたのかも知れないと少々不安だ。