散歩から帰って来たショータの顔を見てゾッとした。
その一瞬の恐怖は映画『エクソシスト』のあの顔を見た時ほどの衝撃だった。
よく見ればひっつきむしをべったり付けていたことが分かったが、それはそれで「こんなんどうするの!」と頭を抱えた。
散歩中、草むらから出てきたショータの目は完全にふさがっていたのだそうだ。とりあえず目の周りを取ってやろうとしたら、「ショータは痛いから咬んでくるし、ワシは咬まれて痛いし…」でやっとこの状態に
顔だけではなくて胸や前足などショータの前面は全面がひっつきむしだらけ。
ショータは気持ち悪いようで、これまたひっつきむしだらけの手でひっつきむしだらけの顔をこするが、一つも取れない!
何か方法はないかとネットで探してる暇もあらばこそ、早く取ってやらねばと気持ちが焦って、とにかくお立ち台に乗せてダンナと二人で手分けして取り始めた。
とりあえず、塊になっている部分はあっさりハサミで切り落として、散らばってくっついているものは一つ一つ、時にはショータに咬まれながら、1時間。
ダンナは大部分を取った時点でお休みタイム。まだまだ残っていたものを、見える所だけでもと取ってやったが、その間、ショータは寝転んで案外おとなしく取らせてくれた。
毛をひどく引っ張りさえしなければ、気持ちがいいのかも知れない。動物の毛づくろいみたいなものだろうか。
翌日、次男が来た時に写真を見せたら、「そんなんウエットティッシュですぐとれるのに!」と言うではないか!試してみたらダンナのジャージにへばりついたひっつきむしがいとも簡単に取れた!
後でわかったがこのひっつきむしは『ヌスビトハギ』というらしい。落ち着いて探したら簡単に取る方法のページにもたどり着いた。
ダンナのズボンはこの動画のような状態だった。100均で売っているというウロコ取りも常備しておいた方がよさそうだ。
今日は久しぶりのシャンプーですっかりお疲れのショータ。ひっつきむしがシャンプー前でよかったこと。