ボクはこのボールにすごく思い入れがあります。
オカーサンは前にもこのことについて記事を書いたことがあります。
最近、なぜかこのボールを持ち出すことが増えました。遊んでいるように見えますが、遊んでいるわけでもないのです。ボク一人で転がすこともありますが、どうもボールをくわえるのは苦手で、舌をペロペロしてしまいます。
机の下に入ってしまうと、くわえないと取れないので手の付けようがありません。待っていても動かないので、何とかしてほしくて、つい声が出てしまいます。
やっとオカーサンが足でボールを出してくれました。ボールを蹴ってもらって取りに行くという遊びの気持ちもあるので、オカーサンに蹴るように持ってくることもありますが、そこはボクの気持ちとしてはビミョーで…。
ケージの奥に置いてあるボールを出すときに、お布団にしているタオルやワンちゃんの枕を全部放り出してしまっています。遊び(?)が終わると空になったケージへボールを持って入って見守ります。
オトーサンとオカーサンは、ボクにとって「ボールはどういう存在なのか?」といつも不思議がっていますが、二人にはわからないボクなりのストーリーがあるのです。
思い立った時にはこうしてボール遊びをするのですが、昼間はほぼ眠っています。
オトーサンがお昼ご飯の後、汚い作業服のままボクのそばで昼寝をしますが、ボクは気にせずに自分の陣地を守っています。
オカーサンはたいていテレビは消音で見てくれますが、字幕の無いニュースなどは音が出るので、音に敏感なボクはリビングから退散して広縁へ避難します。
広縁で、ボクがポテッとソファになだれ込むのが面白いと、オカーサンが待ち構えてビデオを撮ったようですが、それを見たオトーサンが「いつもよりポテッの度合いが少ない!」と言ってました。
オカーサンはしょっちゅう「しーちゃんは可愛いねぇ」とボクに頬ずりをしますが、いろいろブツブツとつぶやきながら泣いていることがあります。
そして涙ぐんで「ホンマに元気で長生きしてや」と言います。ボクはそのつもりですが、これだけは思うようには行かないと思っています。