愛犬ショータは最近あまりケージで寝なくなった。
私が２階に上がる前に、眠っているショータに近寄ると「何の用？」とばかりに目を開ける。
私が「今日はそこに寝てるの？ほなお休み」と言いながら顔を近づけると「ウー」と唸る。昨日は手前の毛布の上で寝ていた。
昼間は左の布団
に寝ていることが多いが、私が出かける時は右の座布団から恨めしそうに見送っている。
我が家のリビングのソファはショータのベッドだらけ。中央に積んだクッションの上にも、まるで牢名主のように寝そべっている時もある。ヒトが座れる場所は右端の一つだけだ。
「ボクにはボクなりの理由で寝る場所を選んでいるのです。ほっといて下さい」
