作業を妨げるもの | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

 

写真整理の作業はほとんど停止状態。

 

 

マニュアル通りに家中の写真を一箇所に集めようと、写真を放り込んだであろう思いつく限りの引き出しや収納庫を漁ってみた。

 

 

出るわ出るわ!アルバム用の収納棚には整理しないままの写真が入った缶、箱、箱、箱、…。一時的に入れていた抽斗は4ヶ所もあったが、一応私なりにジャンル別に納めていたようだ。それなりの収納場所ではあったのだが、やはり家中に分散していた。

 

 

驚いたことに、前回ブログに書いた旧式の重いアルバムがあと10冊もあり、その上、L判の写真が50枚近く入る冊子が冊セットになっている箱左下矢印冊もあったことだ。

 

  

 

 

 

その上その上、1冊に40枚ほど入る小冊子アルバムが30冊以上二つの紙袋に入っていた!

 

 

ざっと計算してもその合計は3千枚超え?

 

 

冊子に入れてあるアルバムは、旅行するたびに現像したものを整理して納めてあるので、残すものと捨てるものを取捨選択さえすればいい。

 

 

問題は旧式アルバムの糊の上に貼ってある写真だ。1冊目ですでに挫折。全てをはがすのはあきらめて、残す写真だけをきれいにはがして、残りは貼ったままアルバムを解体して捨てることにしたのだ。

 

 

手を付けずにそのまま残して全て遺品整理をしてもらった方がいいかも知れないと思い始めている。写真整理に関しては、まだまだ方針や方法を検討する必要がある。

 

 

ところで、アルバムと共に出てきたのが、生まれた日(昭和24年10月6日)の新聞のコピー。還暦の年に新聞社が送ってくれたものだと思うが、感熱紙なのでかなり印刷が薄くなってしまっている。

 

 

 

昭和24年(1949)は終戦後4年で、円のレートの360円を検討しているというような記事がある。

 

 

紙面下部の広告は時代を反映していてとても興味深い。

 

 

 

虫下しとは駆虫薬のことで、体内の寄生虫(回虫やぎょう虫)を体外に排出するために使われる薬。学校では月に一回だったか、【マクリ】と呼ばれる吐き気を催すような臭いの液体を給食用のアルミ茶碗で飲まされたものだ。

 

 

現代では考えられない病気の名前があり左下矢印、またどう使うのかわからないような薬がある左下矢印

 

  

 

 

約68年前のことなのだが、社会はこんなに変化するものなのかと感慨深い。

 

 

センチメンタルブルースの広告右下矢印は単なるレコードの宣伝だと思った。

 

 

 

ところが、最後に書いてある文言が:

 

《これらのレコード一枚御買い上げ毎に三十万円の文化住宅が当たる抽選券贈呈》

 

!!!!!

 

 

こんな調子で、写真整理は一向に進まない。