お盆の家族行事も終えて、やっと時間の余裕ができた。
前回ブログで宣言していた【写真の整理】にとりかかったものの、すでにギブアップ状態だ。大量の写真の【断捨離】は思った以上に手強い。
ネットで検索すると、写真の整理の極意を書いたブログがあって、〈なるほど…〉と納得。その手順をまねることにした。この作業は一日に15分から30分だけにした方がいいらしい。
① 写真を一箇所に集める。 (アルバムから写真を取り出す)
② 1枚1枚見て、捨てる写真と残す写真に分ける。
③ 残した写真を整理する。 (写真を種類ごとに分ける)
1. スキャンしてデジタルイメージにして整理
2. プリントのまま整理
デジタル化するつもりはなく、プリントのまま最小限のものを選んで一生分のアルバムを作って、本棚の片隅に置いておこうかと考えている。
5,6年前に【断捨離】なるものが流行った時、【整理】のヒントとなる本を買った当時はずいぶんもてはやされた《コンマリさん》だったが、私はこの本がそんなに参考になったとは思わなかった。
今回の写真の整理のために今一度読んでみると、ブログの記事と似たようなことが書いてあるが、この人の整理の手順がとても理にかなっていることに気付いた。
コンマリさんは「モノ別に片付けるとうまくいく」 と以下の順番を勧めている。
衣類→本類→書類→小物類→思い出品→写真
本文から抜粋すると
「…数ある「思い出品」の中で最後に片付けるモノ。
それは、写真です。なぜ一番最後が写真の整理なのかというと、…片付けの最中にいろんなところから写真が発掘されたはずです。…ありとあらゆるところからまるで湧いてくるかのように出てきますので、これらはとりあえずほかのモノを片付けている間は一か所に集めてしまい、最後に整理した方が断然、効率がいいのです。
『触ってときめくかどうか』といいう判断力がついていない段階で、写真の整理を始めると片付けが止まってしまって、収拾がつかなくなります。
でも、衣類→本類→書類→小物類→思い出品と、「正しい片づけ」の順番を経てきたあなたなら、もう大丈夫。自分でも驚くくらい、「ときめきによる判断法」が正確に出来るようになっているはずです。」
私自身は【ときめくかどうか】をあまり意識せずに整理を進めてきたので、とてもそんな判断力はないように思える。
コンマリさんは『過去の思い出よりも今の自分を大切にしよう』とタイトルに書いている。
不完全ながら、これまで衣類、本類、書類、小物類の整理を経てきて、未だ整理できていないものを見るにつけ、過去への執着や、(根拠のない)未来への希望…を感じて、今の自分を見ていないような気もする。
ともあれ早速、幼少時の写真からスタート。当時流行った三角コーナー要らずの画期的なアルバムから写真をはがす作業を始めた。縦33.5cm×横29.5cm×厚さ3cmの大きくて重いアルバム
1ページに貼られた枚数はしれている。
写真と糊がくっついてしまってはがすことが出来ず、カッターナイフを使ったところ、台紙もろとも切り取るしかなかった。
うまくはがせる方法をネットで検索したら、糊を溶かせばきれいにはがれるとあり、ドライヤーで温めてみたらうまくはがれる写真もあった。しかし、破れてしまったり、表面だけが薄く残ったり…となかなか難しい。昔の写真は、裏側に撮影日が記されていることが多いので、カッターで削り取るのは避けたい。
これは大変な時間と労力を要することがわかった。60年以上経ったセピア色の写真はとても貴重に思えて、全て《残す写真の箱》に投入することになりそうだ。
やはり時間がかかって、あっという間に数時間が過ぎる。1日30分の作業では、心身の元気なうちに作業は終わらないのではないか。始めたばかりなのに、すでに先が見通せないことを痛感。
人生最初の私の写真(母方の祖母だが、元芸者さんだった継母で血は繋がっていない。)