病院での一日 | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

 

先日の通院日にはダンナに車で大学病院まで送ってもらった。

 

 

いつもは自分の車で行くのだが、この日は午前中から検査の予約があったので、車では駐車場に入れそうもなく、かといってこの暑さの中を電車で行く元気もなく、ダンナにお願いして送ってもらうことにした。

 

 

1年に1回、大学病院研究協力の検査があって、この時に総チェックをしてもらう。またこの日は点滴日でもあった。

 

 

まずは2Fで血液検査。いつもは採血のためだけに昼過ぎに病院へ行くので、朝の混雑も済んで空いているのだが、この日は午前中なのでずいぶん順番を待たなければならなかった。研究協力のための1本を含めて8本ものスピッツ(採血用の容器)に血液を採られた。

 

 

採血後、1Fのレントゲン撮影室へ移動。手や足や肩を16枚も撮影した。

 

 

次はBFで骨密度測定。早目に行っても予約時間通りに撮影開始。手と大腿骨と股関節の三か所で測定してもらった。測定機器がずいぶん進化しているようで、意外に短時間で済んだので驚いた。

 

 

続いて、1Fで手と手首と肘のエコー。2人の女性の1人がゼリーを付けて機械をあてて画像を読み、もう1人がそれを記録していた。両手指の関節を一つずつ表からも裏からも当てて、画像を見ながら「どこどこは両方ともゼロ」「どこどこは右1左2」というような調子で読み上げていた。

 

 

手首と肘も同様に検査。私も画像を見ていたが、何がゼロで何が1か、画像からの判断はつかない。炎症を起こしている箇所と程度を見ているのだろうと想像していた。

 

 

検査の結果は主治医の診察の時に聞くことになっていた。

 

 

お昼過ぎにはすべての検査が済んだので、午後の診察時間までにお昼を食べることに。暑い中を外へ行く気がしないので、病院内にあるカフェで済ませることにした。

 

 

 

診察予約の時間までには持参した文庫本を読み終えてしまいそうなので、点滴中に読むための文庫本を地下のコンビニで購入。

 

 

診察室近くの待合室で新しく買った本も読み始めた。私の前の患者さんがとても長い時間診察を受けていて、予約時間を大幅に過ぎてからやっと診察室へ。

 

 

血液検査の結果はいつも通り特に問題は無かった。レントゲンの写真を6年前のものと比較したとき、ずいぶん骨が回復していて主治医も驚いていた。また骨密度は年齢並みに戻ってきたとのこと。エコーの結果も炎症反応がほとんどなかったということだ。

 

 

握力も測ったが、なんと右手が17kgで左手が16kgだった!6年前に初めてこの大学病院で検査をしたときの握力はたったの5kg。すごい回復力だ。

 

 

診察後、点滴室へ移動して点滴開始。予定より30分遅れだった。レミケードという点滴はこの日で60回目。最初の頃は1回10万円を超えていたが、高額医療申請をして以来、毎月4万4千円になった。

 

 

今回の血液検査、レントゲン、骨密度、エコーはエクストラの検査だったが、リウマチに関する費用はどんなに検査が増えても¥44.400を超えることはない。それでもこれまでかかった費用を概算したら大変な金額になる。

 

 

大学病院での治療が始まって6年。障害者手帳をいただくほど不自由だった生活が、今は特に不自由なく自分のことが自分で出来て、人並みに料理もできるようになった。お金を費やした分だけは元気になったということか。

 

 

リウマチと診断されて以来、長い間不調が続いていたが、点滴のおかげでずいぶん力を取り戻した。病を得てから今が一番元気だと感じている。

 

 

まだひと踏ん張りできそうな元気をいただいて、はてさてどんなミッションが与えられるのだろうか?