雨の日は屋内で過ごそうと加茂水族館を目指した。
予定では羽黒山行きだったが急遽変更。館内で鑑賞できる博物館巡りをすることにした。
グーグルマップのナビ通り加茂水族館へと車を走らせていたら、信号で【加茂】の名前の標識につらされて右折してしまった。
そしたら、なんとそこは海岸線に沿った道路。土砂降りとなった大雨に雷まで鳴りだした。前後に車は1台も走っていない!〈こんなとこで大波にさらわれて溺死はイヤだ…〉と思いながら突っ走った。ほどなく水族館に着いて一安心。
この加茂水族館も、ちょっとした偶然があった。旅立つ日が近づいていたある日、つけっぱなしのテレビでマツコデラックスが水族館の人と話していて、話題が【加茂水族館】になった。マツコさんも水族館オジサンも絶賛していたので、山形で時間があれば行ってみようと思っていたのだ。
入場料は1000円だが身障者手帳で半額になった。水族館から見た海岸
館内で写真を撮るのは問題ないらしく、見るもの見るもの撮りたくなってパシャパシャパシャパシャ…キリがない。
(クリックで拡大されます)
お魚(真ん中の魚は眠っていたみたい)やイソギンチャクやカニや…クラゲ以外の海洋生物も
オッサンの風格のタコとヒトデ (是非拡大して見てください)
この水槽の前は広いスペースがあって、並んで記念写真を撮る人が列を作っていた。
幼稚園児の遠足のグループが多く、甲高い声で叫ぶ園児たちの声に閉口した。人が多いのでシャッターチャンスも難しく、とりあえず一周して、出口で再入館のスタンプを手に押してもらって、再度ゆっくり見て周った。クラゲを堪能した後、入館を待つ園児の団体をかき分けて外に出た。
千客万来のこの水族館。クラゲに特化する前は年間9万人くらいの入館者数で閉館の危機にさらされていたのだが、数年前には年間70万人を突破したということだ。
お昼は【知恵袋】で教えてもらった【寝覚屋半兵エ】というおそば屋さんへ行くことに決めていた。グーグルマップのナビを忠実に守って迷わず着いたお店。この頃には雨は止んでいた。
【知恵袋】お薦めの《麦きり》を普通サイズで注文。
《麦きり》とは、ちょっと細めの腰のあるうどんという感じだった。
寒河江のドライブインでいただいた蕎麦、この麦きり、どちらも麺自体は悪くないのだが、やはりつゆの味が何か物足りなかった。だしの甘みに欠けるような…。
それに前夜に持ち帰ったお寿司もネタは良かったのだが、すし米の味がイマイチで何かが足りない。関西の味に慣れてしまっている私の舌は、みちのくの味では不満だったようだ。
食後に外へ出ると雨はすっかり止んでいたので博物館巡りはやめて、羽黒山の五重塔と出羽三山神社へ行くことにした。