私はテレビっ子なので、1Fに居る限り入浴中でもテレビはつけっぱなしだ。
テレビから「ピンポピンポピンポー」という緊急お知らせ音が聞こえるとテレビ画面の前へ飛んで行く。なんという野次馬!
2Fの自室のテレビはほとんど観ることは無いが、ベッドでの安静を余儀なくされた時のために、映画を録画して保存している。
年とったせいか、さすがのテレビっ子の私も最近のテレビ番組で観たいと思うものがほとんどない。ふと興味を引いた番組を観ていてもなかなか結論に届かない。その間何回のCMが入ることか。だから、私はリアルタイムで観るのをあきらめてすぐ録画し、後で観たい箇所だけ観る。たいていは大した結末ではない。
先日の番組で、SNSについてあるタレントさんが話しているのを耳にして見入ってしまった。
SNSに自分が食べたものをアップしている人が多いことに言及して「オマエの食ったモノになんか興味ねえよ!」と言い、また、「点滴の写真までアップして、自分の体調不良をアピールする気が知れない!」などとSNSの使い方について熱く語っていた。
一瞬ドキッ!好感を持っている若いタレンさんトなので、ちょっと考えてしまった。彼女は「自分の記録として食事やその他の写真を撮るが、それをネット上に公開はしない」とも言っていた。
私のブログは【備忘録】と題するだけに、書き留めておきたいコトを書いている。最近は何かと写真を撮るようになっていて、毎年同じ桜や紫陽花の写真、ランチの時の写真、点滴の写真、…。
関西芸人のヤナギブソンじゃないが
誰が興味あんねん
フェイスブックに書き込むことは無くなったが、たまに知人や友人の近況を覗いている。驚いたり羨ましがったり、時には「ようこんなん載せるなぁ…」とあきれたりしている。
しかし、SNSとブログは違うだろうと、その違いをネットで検索するとこんな<説明>があった。
>ブログとは情報発信ありきのメディアで、通常のウェブサイトと同様、『発信』の色が濃く、情報量も多い性質があります。
>SNSは Social Networking Service の略で、人と人とをつなぎ、コミュニケーションを楽しむためのサービスです。
>ブログに投稿した記事は、Web上にずっと残り続けます。つまり記事がストックされ続けるのですね。
そして、検索エンジンにもヒットするため、仮に1年前、2年前に書いた記事であっても、需要のある記事であれば、何度も読み返されることがあります。
>過去の記事が生き残るということは、記事の数を積み重ねる程、それは資産となっていくわけです。
これがブログの強みです。
>対するSNSですが、投稿記事がドンドンと消えていってしまう分、一瞬の拡散力は強力です。『シェア』『リツイート』といったSNS特有の機能によって、友達の友達へ、フォロワーのフォロワーへ…と、次々にねずみ算式に増えていくわけです。
どのブログにも検索機能があって、読みたい記事をいくつかのキーワードで発見できる。私自身、自分のブログでもブロ友さんのブログでも、もう一度確認したい記事を検索することがよくある。
ブログについての考えは以前にも書いたことがある。→この記事
自分のための覚え書きのつもりが、読者に向けてのアピール性を帯びたり、自慢をコーティングして書いたりするようになっているのでは…と、今回のタレントさんの言葉で振り返ってみた次第。
文章からも写真からもその人の【人となり】が読めてしまう。ブログって無意識に自分をさらけ出してしまっているが、だからと言って批判が来るわけでも【炎上】するわけでもない。好きに書けばいいのだ。
あくまで【自己満足】なのだから。