近況報告の記事が間に入ってしまったが、引き続き関東行きについて記録しておこう。
同級会の翌朝、ホテルの部屋からの風景
ATMみたいなマシンで清算をして、東京のホテルをチェックアウトし、大井町駅からりんかい線に乗って、乗り換えなしで一路川越へ。
川越のホテルは、駅近くながらあまり活気のあるエリアではなかった。荷物を預けて身軽になって、駅前に停まっていたバスに乗って川越観光に繰り出した。(このバスは、乗るつもりだった小江戸巡回バスではなかった!500円のはずが300円だったもの!)
バスは発車する頃には満員になっていた。考えてみれば、この日は土曜日だ。どこもかも混んでいそうでちょっとげんなり。
観光ポイントをめぐる巡回(と称する)バスの最初のポイントはここ
徳川家光公の誕生の間や春日局の化粧の間などがある。当時の風呂場と雪隠はかなり寒々しい雰囲気だった。
ここに来た目的は境内にある五百羅漢538体の石仏がずらりと並んでいる。
全ての羅漢さんを一体一体じっくり拝見した。こんなに間近で見られる羅漢さんは初めてで、顔も風体も持ち物も、とても面白かった。
悩む人?
知った人の顔が見つかるということなのだが、私が羅漢さんの中に探すのは亡き父の顔だ。これまで旅先に羅漢さんがいれば必ず訪れているが、ここでも父を見つけることはできなかった。
前夜、埼玉の鴻巣市に住む同級生に「川越のお土産には何が?」と尋ねたところ、「芋!」と即答。
喜多院そばのお菓子屋さんの入口で試食した【つばさかりん》という芋菓子がとびっきり美味しくて、このあと一日中、川越散歩に持ち歩き続けることになるにも関わらず、3箱買ってしまった。
お菓子を買った後、停留所で待っていたご夫婦と、間違った「巡回バス」の切符を買ってしまったことを嘆きながら、フツーの路線バスみたいな時間割でやって来たバスに乗り込んだ。
ほどなく、川越観光の目抜き通りへ到着。後編に続く。