小江戸川越の最もにぎやかな通りを歩き始めたころには、もうお昼時も過ぎていた。
お肉系のものが食べたかったので、写真のようなランチプレートに釣られて、階上にあるレストランへ。
(食べログで借りた写真〉
ハムやソーセージ、練り製品が好きな私は大満足。それにドイツパンがとっても美味しかった。
川越のランドマーク【時の鐘】
家族連れで込み合った【蔵づくりの街並み】を歩くのだが、大きなお土産袋を提げているので、お店に入るのはパスして写真をとるだけにした。
レトロな建物がチラホラ。
帰りのバスの停留所を探しながらブーラブラ歩いていると、【熊野神社】と書いてある小さな境内が見えた。
ぶらっと入ってお参りして、他の末社を横目に、ぐっと引きつけられてしまったのが、【誕生日と手相からの開運指南】という看板。前日に、巣鴨で四柱推命をみてもらうつもりが廃業していたので、渡りに船とばかりに乗り換える(?)ことにした。
運よく(?)先客もなく、すぐに白衣を着た指南役が現れた。75歳くらいの品の良い女性で、カウンセリング的な導入。老後に抱いていた生活のヴィジョンが崩れたことや、今後のダンナとの生活の不安を話した。
誕生日からの占いというので、四柱推命かと思っていたところ、その命式は今までに見たことのないものだった。自然法算命学という占い方らしい。四柱推命の鑑定結果とほぼ同じ見解だったが、違ったのは、ダンナの切り捨て方。
要するに、「お人好しはほどほどにして、何事にも縛られずに自分の好きなことをして生きなさい。それだけの運と力と守護がある」ということ。
この歳になれば、そうすればいいのはわかっている。しかし、現実の生活に戻れば、そうはいかないこともわかっている。それでもなお、この人生の指南役のオバサマの応援は百人力だった。
「ご縁」だと感じたもう一つの理由は、この日、100日目指して毎日お参りしているウチのお地蔵様の100日目だったのだ。関東行きを決めた後にその日が100日目であることに気が付いた。出発の日99回目のお参りを済ませて、少々残念ながら予定通り関東へ。
それが、このような出会いに繋がった。その指南役のオバサマと、「お地蔵様のお導き」と納得し合ったのだった。
決意も新たに(なんと「決意」の好きな私!)颯爽と神社を後にして、バス停探して歩いていたら、本川越駅まで来てしまった。私のホテルはJR川越駅の近く。まだ一足あったがいろいろ考えながら歩いて帰った。
大きな土産袋ぶら下げて歩きっぱなしだったので、夕食を食べに行くのも邪魔くさく、【若菜】という惣菜屋さんのお弁当を買った。自販機で買った缶ビールと意外に美味しかったお弁当で、かなり満足の夕食となった。
この日の万歩計の数字は16676
数十年見たこともない数字