無理な糖質制限は逆に太る。 | 心と体と食と。

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心と食のアドバイザー。

血糖値スパイクを起こしやすい体質とどう向き合っていくか、試行錯誤の記録を記したいと思います。

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糖質制限をダイエット目的で行う場合

体の求めている栄養のバランスを無視したままやり過ぎてしまうと

かえって太りやすくなります。

 

理由は単純で、体に無理をさせてしまうために代謝が落ちるからです。

短期間で見れば、表面上の効果は抜群です。

しかし、長期的に見て良いダイエット法とは言えないでしょう。

 

私もダイエット目的ではないのですが

体に良い事だと思い込んで試した事があります。

普段の食事から炭水化物を抜くだけで

驚くほど体重が落ちていき、脂肪も減ります。

 

それと同時に体力がなくなり、

長時間体を動かすような、とても活動的な日は

夕方以降、階段を登るのも辛くなります。

 

元から筋肉があり脂肪も多く

体内の酵素活性に問題を抱えていないタイプの人は

おそらく体が危機的状態になるまでにはかなり猶予があるかもしれませんが

過剰なまでに炭水化物を抜いて、

野菜等などからも糖質を排除していくと

それだけ体に普段と違う、不必要な負荷をかけることになります。

 

自覚症状のないまま続けてしまうと

知らず知らずのうちに、体内の臓器や代謝や神経など様々な部位に

無理を強いてしまい、その結果いずれどこかに問題が生じ

身体が健康を自動的に保つ恒常性が壊れます。

ここを崩してしまうと元の機能まで戻すのに

余計に労力や知識が必要になってきます。

 

そうなる前に、

日頃から自分で自分の体を整え

恒常性を維持することが重要になってきます。

 

 

エネルギーや栄養の不足

 

有害物質の継続的な摂取

 

このような状況を現代の人はあまり危険視せずに放置しています。

エネルギーがなければ、有害物質も解毒できませんし、細胞の修復も滞ります。

 

特別な食事をしなくても、

自分に合った適切な食事を知り

地道に継続するだけでおおよその問題は回避できます。

 

その中で糖質の取り方は、まず最初に直面する課題なのだと

最近、栄養指導させていただいている方々を見て思います。

 

一食で摂る糖質量があまりのも多くて

肝臓の数値が上がってしまっている方や、

 

逆に1日に摂る糖質があまりにも少なくて

低血糖症状を1日に頻繁に起こしており

代謝が下がった影響で脂質の処理が自力でできない方など

 

糖質が過剰か、逆に少なすぎるか、そのどちらかに偏っている方が

多い印象です。

 

糖質のコントロールは体質に個人差もあり、一概のこれが正解!

というのがないところが難しいのですが身体を維持する上で

まず意識すべき重要なエネルギーが、糖質の量と摂り方と言っても良いしょう。

 

自分の体の感覚と、栄養や生体学の知識をすり合わせて

自分にとっての最適解を見つける作業が

健康体を保ちたい方にとっては必須になってくると思います。