工事現場のイルミネーション? | 力太郎のブログ

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近所の散策や自転車いじりとか…

 

12月になると…

イルミネーションが見たくなりますね♪

 

 

もう師走か…汗ガーン

川越市渋井にある渋井水門は

 

 

※2019年春頃の水門増設工事で通行止めになる前ですね。

新河岸川と旧荒川のびん沼川を繋ぐ新河岸川放水路の分岐点にある水門です。

出水時に新河岸川の水量が一定以上越えると水門のゲートが上がり

新規開削した

新河岸川放水路に流入し

 

 

びん沼川に流れて南畑排水機場で強制的に荒川へポンプで吐出するようです。

これが完成する前は新河岸川上流域の川越市内の浸水被害も多々あったそうですが近年は被害低減しましたが

福岡橋から下流域へ※左岸、下福岡と右岸、福岡新田の田畑が水に浸かっていますが新河岸川の河川改修で曲がりくねった旧流路から新たに開削した流れですが右岸は福岡江川の合流もあるので

想定を超える行き場のない余り水で浸水していましたが放水路が無ければ流域の被害は大きかったでしょうね。

2017年10月の台風19号被害を契機に改修工事で水門の増設をしているようです。

通行止めになる前の道路から迂回路工事や重機が入れるよう造成工事している所ですね。

渋井水門本体工事に伴い

今まで通れた川沿いの道が通行止め

 

迂回路が出来ていました。

迂回路の近くには渋井の共同墓地(寮)があり、古くて立派な墓石や石造物があるので…気になります。

 

特に北条家と同じ三つ鱗紋の家紋は

渋井の旧家の黒須家で

やはり元は武士だった家柄なのでしょうね。

※近郷の三芳町藤久保の旧家・黒須家もこの家から出た一族との事です。

新編武蔵風土記稿にも渋井の村民の墓地とありますが

地元の古老の方に聞くと、慈眼寺跡との事で

新編武蔵風土記稿が編纂された頃には既に無住で不動明王を本尊としていたが

入間郡誌が編纂された頃(大正末期)には廃寺になった慈眼寺はこの辺りで3000坪ほど有していたそうですが遺構はほぼ無いようです。

渋井観音堂も以前は新河岸川放水路(渋井水門の辺り)にあったそうで

曳き家で移築かな?と思ったのですが…

現在地にて新たに作ったそうです。

堂内に掲げられた絵が当時の境内と新河岸川や奥のR254号線BP・旧富士見有料道路の橋梁との位置関係から当時の様子が分かります。

 

 

近くにある新河岸川放水路建設で移転した渋井観音堂は正観音菩薩が祀られて

周辺地域では子育てに古くから御利益がある観音様なのだそうです。

また水害に遭いつつも鎌倉時代の作との事でこの地での歴史の深さを感じます。

週末は必ず木戸が開けられて堂内に入ってお参りできるようになっています。

観音堂入口の左側にお地蔵さま、手水石、馬頭観音、庚申塔、卯塔(小・中・大)と並んでありますが

お地蔵さまには建立者名と慈眼寺と刻まれているそうなので観音堂は慈眼寺境内にあったのかな?と思いましたが資料が無いので不明です。

新編武蔵風土記稿・渋井村ではこんな記述が

新河岸川から出現したお地蔵さまから地蔵淵という所があったそうですが…

そのお地蔵さまは…まさかな…w

と思いつつも気になる内容です。

鎌倉街道(鎌倉古海道)はどこか?と思いつつ上福岡市史だと県道56号線の辺りが奥州街道では?との記述もあったので目星を付けて木戸の戸締りしていた方に伺うと…

この観音堂の裏!?との事ですw

確かにそれっぽいな…

これは地元の古老に聞かねば分からなかった!

等々…

渋井水門増設工事中の周辺は

調べてみると思わぬ歴史があって大変興味深かったです。

 

 

 

 

工事中の画像を撮りつつGIFにしてみました。

↑既存の護岸を崩して水門を増設するまでの

杭打ちや基礎部分に

ずいぶん時間が掛かる大変な工程だなと思いました。

 

 

ほぼ水門自体は出来上がってきて覆いの機械室や周辺の付帯工事に入っていました。

鯉幟を飾っている時もありました♪

 

休憩スペースが出来ていてアンパンマンがw

昼間通った時は全然気づかなかったのですが…

真っ暗な夜道に突如現れたイルミネーション?滝汗

アンパンマンが光っていますwキラキラ

ツリーのイルミネーションが流れ星になって動いてて綺麗です♪流れ星

真っ暗な川沿いの夜道と墓地が近いおばけですが…w星

必見ですね。スター

 

いつも通る工事現場のイルミネーションが綺麗でラブ

思わぬ発見でしたが通る度、進捗状況を見ると感慨深くなります。

渋井水門増設工事は流域の治水、災害を未然に防ぐ、未来につながる大切な公共工事で大事だなと思いつつ

スローガンとともに素敵だなと思いました。

今日もご覧頂きありがとうございます。おねがい