高水敷まで浸かるとは… | 力太郎のブログ

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近所の散策や自転車いじりとか…

舟運で江戸と川越を結んだ新河岸川

ふじみ野市と川越市・古市場の間に架かる養老橋

昔々は福岡河岸や古市場河岸があった所です。

今の橋は近年、新河岸川の河川・堤防改修や

狭隘な県道56号線の幅員を拡げる為にも新しく架け替えられた丈夫なPC橋です。

ふじみ野市対岸の新河岸川左岸・古市場には

橋本醸造所があったので

近年まで↑のような古い町並みが残っていたそうです。

そんな橋本醸造所があった場所の今は?

高水敷の河川敷で三毛猫

( ̄▽ ̄)あせるたまに猫がいます。

 

今よりは新河岸川の川幅(高水敷の部分など)も狭かったようです。

河道に掛かる部分は立ち退きで移転されたり

蓮光寺の山門も移設されてますね!

左岸の桜堤も河川改修を機に

植樹し今に至るそうです。

 

養老橋より右岸上流は

 

 

断崖壁の自然堤防の地形を生かした場所

白山神社下の川沿いが遊歩道になっています。

新河岸川舟運の時代

あえて蛇行した緩やかな流れは

船の通船には良いが水嵩が高いが故の少しの大雨でも洪水被害が流域の村々では多かったそうですが

大正~昭和初期に掛けての河川改修で河道を直線化と護岸整備をし水害は減ったそうですがそれでも度々水害はあったそうです。

普段はこんな風景が見られる場所です…

来年は灯篭流し観たいな…

 

衆議院議員選挙の翌日…

台風21号が関東を直撃!

 

 

( ̄▽ ̄)えっ…

荒川?いや新河岸川のはずだが…

 

見た事ない光景に焦りましたが…

ずっと避難準備情報は出てたがここまで増水していたとは思わなかった。

今まで台風が過ぎ去った時に見てもここまで酷くなかった。

右岸の断崖壁で自然堤防の遊歩道まで迫って来ています。

この辺りでこんな状況だから下流域の方が心配。

養老橋から上流

遊歩道が浸かってます。

古市場側、旧新河岸川の方も木野目・今泉の方から流れ込んでいるようです。

ここまでの水量は…

洪水被害の資料の写真で見たのと同じ規模?印象で驚きました。

古市場から

いつも眺めている風景なので驚き心配でしたが溢水は無さそうでした。

近年の河川改修や堤防改修が無かったら大変な状況になっていたでしょうね。

長雨と台風でここまで水量があるのは驚愕ですが

避難勧告は出てないので新河岸川の設計降雨・水量の耐えられる想定内なのでしょう。

 

↓宜しければ動画で見て下さい。

 

 

少し下流の蓮光寺の方まで進むと

川面まで下りられる…

大日本印刷の工場がある断崖壁の高台

普段の状況と違いますね。

危ないので帰りましょう…

( ̄▽ ̄)…

冠水道路

いつも通るので深くても20~30cmと目測するも

助走を付けて深い所は足を上げれば濡れないと思いましたが失速…滝汗

冠水した道路は通っては駄目です!

新河岸川放水路

昔は無かったそうですが、洪水被害を減らすため開削し造られたそうです。

普段は釣り人の多い憩いの場所

洪水時は渋井水門が開き新河岸川から分流し

旧荒川のびん沼川へ注ぎ南畑排水機場で荒川へポンプで排水しているようです。

 

渋井水門から新河岸川放水路

 

上流の国道254号線バイパス

右に行く流れが放水路

新河岸川

少しは水嵩が減ったかな?

普段はこの位

 

福岡橋から下流は?

昔は伊佐島の辺りまで蛇行した流れでした。

普段はこの位↓

福岡橋の右岸には舟運の時代

船頭に篤く信仰された大杉神社がありますが

近年の堤防改修で移転しました。

↑普段はこんな流れです。

ここまで増水するのかと驚きましたが周囲の水田も稲刈り後ですが水に浸かって境が分からないです。

 

先人が経験した未曾有の洪水被害があって少しづつ治水対策した事業が現在は、ほぼ完成。

こういう時に如実に効果が現れるのでしょうね!

 

今日もご覧頂きありがとうございます!