こんにちは。こんばんはの方、おはようございますという方もいらっしゃるでしょうか?もしかして、海外より閲覧なさっている方もいるかもしれません。中学入試理系の達人です。梅雨の時期になり段々と暑くなってきました。
現在、夏期講習に向けて小6受験生の方を募集しております。これ以外にも様々な記事を読んで頂いて、興味を持たれましたら、お気軽に下記リンクのメールからお問合せ下さればと思います。他では受けられない志望校対策は勿論のこと、中学入試の目からウロコの学習方法なども御提案差し上げます。学習相談なども無料で行っておりますので、一度お問合せ頂ければと思います。
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中学入試を指導する講師の最低限のマナーと礼儀として、担当させて頂いている御子様の志望校全ての問題の過去問研究と出題傾向は正しく把握することは当たり前の事です。そうしないと現在の弱点をどう克服して、志望校に向けた対策などは出来るわけがありません。また、毎年のように傾向や形式にブームがあります。それは全国の入試問題を解くことにより分かります。その為には、全国の主要な中学校の入試問題を解くことにより、その年の中学入試全体の傾向を把握し、傾向の変化にも敏感に対応するように努めております。それにより、全国の中学入試の出題傾向を把握出来るという相乗効果も発生します。ですから、関西の学校を第一志望校にしている方や地方の名門校を志望する関東の受験生にも対応出来る自信と根拠があります。
繰り返し書かせて頂いて大変恐縮なのですが、無料の学習相談や無料体験授業の募集も随時受け付けております。御連絡頂いた際には、より詳細なプロフィールをメールにてお渡し出来ると思います。その後、ご家庭にお伺いした際により詳細なものや指導方針などをお渡し致します。その上で学習相談や体験授業へと進む流れになります。
現在は家庭教師として活動しておりますが、昔(といっても数年前)は大手進学塾で授業を行っておりました。そこの塾では中学受験をメインに志望校別クラス以外にも、通常の小6クラス(最上位クラス~平均偏差値30代のクラスまで幅広く担当)も担当する中で、中3の選抜クラスや通常の都立や県立を受験するクラスも多岐に渡り担当していました。合格率も自分でいうのも何ですが、第一志望校合格率は極めて高く85%以上を毎年出していました。年によっては、25名クラス中25名第一志望校合格という年もありました。
この合格率の高さは家庭教師になってからも維持されています。
ここで思う方がいるかもしれませんが、確実に合格ラインにいる受験生だけを指導していたのではないかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。もちろん、すでに合格ラインに達している最難関校受験生もいれば、極めて厳しい状況から第一志望校合格を勝ち取ってくれている受験生もいます。これは塾のときも、そして家庭教師としている現在でも同様です。そして、そのほとんどがボーダーライン上にいる受験生です。
その合格の秘訣は夏の学習とその過ごし方にあります。今回は、この合格率を支える手法について、私が大手進学塾で夏期講習中に行っていた授業の進め方と家庭学習の方法について、元塾講師の視点からお話させて頂きたいと思います。普段は余り公開しないようなレア内容になります。
私が以前在籍していた大手進学塾(都合により名前は控えさせて頂きます。ご想像にお任せします。)は夏期講習などの季節講習の授業時間が極めて長い(現在は少し短くなっているようです)上に、カリキュラムが他の塾と異なりありませんでした。一応カリキュラムという概念もあるにはあるのですが、その通りに進めると終わらないし、学習効率も良くないということもあり特に強い縛りはありませんでした。テキストは上位クラスと下位クラスでテキストは異なっていました。
先程、私が前に在籍していた大手進学塾では夏期講習の算数の授業時間は1コマ当たりの時間はかなり長く設定されているという(1コマで120分よりかなり時間です。これだけでどこの塾なのかを想像できてしまう方もいるかもしれません。)。これだけ長い時間ですと、同じ単元をやり続けると飽きます。これは受験生である生徒もそうですし、授業を担当している側もそうです。ですから、時間を細かく区切って文章題、図形問題。整数問題など様々な問題を扱うようにしていました。その上でで改めて定着の悪い単元は繰り返し行うように工夫しています。合わせて、問題の量よりも問題の質にこだわる場合もありました。ただ問題を解き続けるよりも入試頻出の良問をじっくり扱った方が9月以降活きてくるケースがあることを経験的に知っているからです。
この大手進学塾だけではなく、各塾の夏期講習のカリキュラムの弱点として、1回行った単元に関しては、しばらくは扱わないので演習する機会がないところにあると考えています。それでは、1回扱った単元が苦手単元の場合、自分からは手を付けられない受験生がかなりいるからです。受験生といっても12歳の小学生です。いやなものからは逃げるのが心理ではないでしょうか。
次に、夏期講習の際に意識したことについて
① 計算演習や一行計算問題演習の早回し
日割り形式の計算や一行問題の掲載された問題集が各塾で配布されています。(これは各塾で配布されています。もし、配布されていない塾に通っていたり、難易度が易しかったりするのであれば書店などで購入することをお薦め致します。)私のいた塾では上記の問題集が9/1~1/31まで日割り形式で演習していくものでした。しかし、はっきり言って9月から始めてこれを期日通りに終わらすことのできる受験生は皆無といえるでしょう。こういった日課系の日割り演習を毎日継続的に行うのは大人でも厳しいのではないでしょうか?もし仮に1/31まで継続的にできたとしても、その頃には、もう1月入試が始まって結果が出ています。特に1月は計算問題や一行問題よりも優先することがあります。特に関西地方では入試は1/19より入試が、埼玉入試は1/10、千葉入試は1/20よりスタートします。
以上のことから、計算問題や一行問題は9月ではなく、7月の中旬より開始します。そうすれば、年内には終了するようなります。当然、毎回進行状況はチェックし、間違えている問題の解き直しまで出来ているのかをチェックし、個々の弱点分野を把握するようにします。当然、思うように進んでいない受験生も出てくると思いますが、この場合は家庭と密に連絡を取り解決させていきます。とにかく、一日一日を大切に有意義に過ごすことが大切です。
また、計算問題や一行問題は解けるからやらなくもよいと考える受験生がいます(難関校受験生に多いです。)。しかし、そのように問題を甘く見て、なめてかかるのは致命傷になりかねません。典型問題が出題されて不合格になるということも多いに考えられます。人間は忘れる生き物です。繰り返しの学習が定着につながります。
② 宿題・家庭学習
授業で出される宿題は中学受験塾になると一般的にかなりの量が出るイメージがあると思います。しかし、それでは量に追われて、どんどんやることが溜まっていってしまう悪循環になりかねません。ですから、必要最低限の宿題として、その日の授業の解き直しのみを宿題として課すようにしています。
ここで疑問に思う方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは、『それだけでいいんですか?』と思う方です。結論からいいますと、それでは成績は上がりません(笑)。当たり前です。
また、小6の受験生を担当してきている人間は当然6年の最初から担当しているはずです。ですから、個々の弱点を把握していないと担当失格です(これを把握せずに電話や面談などで相談したときに即答できないような塾は即刻退塾すべきだと思います。一人一人に向き合おうとしない塾に預けても仕方がないです。)。ですから、その個々の弱点を補うような個別指示を出す方が学習効果は高くなります。もちろん、それは2月の志望校を意識したものになります。立体の切断の出題されない学校を受ける受験生に立体の切断を課しても仕方ありません。
また、このような形式で学習をさせることにより
自ら弱点を発見して学習スタイルを構築
することも視野にいれております。塾で勉強する時間よりも、家庭学習の時間の方がはるかに長いということはご存じの通りです。ですから、家庭学習の効率を上げることが何より大切になります。
③ 過去問の扱いについて
過去問は夏の段階で行ったとしても、合格点には到達しないです。それこそ、かなり悪い点数で親子喧嘩になるようなレベルです。たまに、『夏期講習の中休みの間に過去問をやった方がいいですか?』という質問を頂くことがありますが、算数の場合はまだ手を付けない方が賢明といえます。夏は典型問題を定着させていく時期です。まだ、完全にそれが定着しきっていないような状態で過去問を扱ったとしても点は取れないで、最悪のケースで志願変更などということにもなりかねません。ですから、過去問には手を出さないように指導していました。それこそ、滑り止めになる学校でも合格点に届くかというレベルだと思って下さい。
ただし、これは算数に関しての話であり、他科目ではこの限りではありません。
以上のことをふまえて、夏期講習は行っています。これからの時間は家庭学習の時間が多くなります。その効率を上げるように持っていくのが合格への近道になります。
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