～プロローグ～
この物語は、
半分、フィクション。半分、ノンフィクション。
主人公の名前は真弓。
真弓が師匠のGY（ジイ）と出会ったのは26歳のとき。
人生に迷っていた真弓に、
「生きること」「この地球のこと」「哲学とは」
「世界史とは」「愛とは」「平和とは」など、
真弓が子どものころから本当に知りたかったこと、
本来、学校で学ぶべき大事なことを、今の日本の教育では教えてないからと、
GYは、言葉でおしえるだけでなく、
身につくように、体験をとおしておしえてくれた。
日本のことを、思い巡らせてひと月。
都会に住む真弓は、毎日、人の波のなかで
いろんな人間模様を感じていた。
「日本人には、日本人のDNAもあるのは確か。
さらに、
一人一人には、日本人のDNAだけでなく、もっとたくさんの国だったり、
宇宙にあるさまざまな星だったり、
いろんなDNAが入り混じっているんだよな～。」
そのことは、真弓がいつも思うこと。
そして、この1か月、日本のほかに、
真弓の中で思いを巡らせた国は、フランスだった。
フランスと、日本との違い。
それは、ベースとなる思い方。。。
それは。。。
日本のことを、いろいろ知りたくて、真弓は
「大和言葉」に興味をもったことがあった。
そのとき、
大和言葉には、「愛」という言葉がない、ということを知った。
「愛」に近い言葉で「恋」があるけど、
「恋」は短歌にも使われる、日本に古くからある言葉。
でも、「愛」と「恋」は似て非なり。
「愛」と同じような意味あいの言葉というと、、、
やはり「和」なのかな。
「平和」「調和」の「和」。
そして、GY（じい）がよく言ってたのは、
「愛」をあらわす言葉が一番多い言葉は「フランス語」。
フランスは「愛」の国、ということ。
「和」と「愛」を思ったとき、
「日本にある「和」の精神と、
フランスの「愛」の精神がいっしょになったら、
世界はどんな風になるんだろう。。。
あ、でも、日本人のなかでも、
フランスで生まれ育ち、フランスで生きたことのある魂だったら、
もう、すでに、「愛」も「和」も、
魂の中では、ひとつになっているんじゃないかな～。
日本に限らず、フランスに限らず、
地球の国々は、それぞれ、素晴らしいものをもっている。
アメリカと言えば、アメリカンドリーム。夢を実現させるチカラ。
中国と言えば、氣功、という「氣」を感じるチカラ。そして、医食同源。
それは、食べ物の中にあるそれぞれの「氣」をいかに使うか、
そんな学問のような感じがする。
誰もが、何かしら、それぞれの国の素晴らしさを知っている。
魂の中に、いろんな国の素晴らしい記憶がのこっている。
この人は、どんな魂の旅をしてきたんだろう。
あの人は、どんな魂の旅をしてきたんだろう。
都会の満員電車の中にいる人々はみな、
旅の途中の「今」にいる。
考え方も、思い方も、ちがって当然。
思いが通じないのも当然。
意見が食い違うのも自然なこと。
違うことを認めあい、
違うことを尊重できたら。。。
でも、国を統治する人々は、
今の地位を、勝ち取ってきて、その役割をしているから、
違うことを認めるのでなく、
違うことを批判しあっている。
その姿をみていると、
ハートが痛くなる。。。
うーん、難しい。。。どうしたらいいのかな。。。」
そんなふうにグルグル状態となった真弓のところに、
また、GY（ジイ）が、すーっと、近づいてきた。
ここまで、読んでいただき、ありがとうございます。
。。。つづきはこちら(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
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