フィヨーレ Fプロテクトシャンプー ベーシック 解析
一見すると低刺激成分や有効成分がたくさん配合されていて、
良いシャンプーっぽいですよね。
もちろん並のシャンプーと比較すれば良いもの入れてるんで評価は悪くはないですが、
なんでも入れれば良いってわけじゃないよ…
という、どうにも惜しいシャンプーです。
洗浄剤のベースのバランスが良くないんですよね…。
酸性石鹸をケチってラウラミドプロピルベタインベースです。
酸性石鹸は補助洗剤っていう柄じゃないんですよね。
ベースで使ってなんぼの洗剤なんです。
それとアミノ酸系を無理やり持ってきたからか洗浄力が微妙になって
スルホコハク酸パレスNaなんていう少しきつめの洗剤を入れてしまっています。
おかげでちょっと刺激の残った、洗浄力もさっぱりとはいかない、、
なんとも微妙な出来上がりです。
そこにメドウフォームσラクトンをたくさん入れているので、
これは少しシリコン調の滑りが出てくる成分ですが
おかげで女性はまぁまぁ嬉しい仕上がりになるかと思うのですが
男性には受けにくいぺたっとした仕上がりになりそうです。
ドライヤーなどをするとさらにサラサラになる成分なのでサラサラ好きには結構嬉しいシャンプーだったりしますけどね。
αグリカンオリゴ糖は腸内善玉菌の生育を促す成分です。
腸内善玉菌ですからお肌に使ってもそう言った効果はないでしょうが、
もしかしたら皮膚常在菌を増やすかもしれない…（多分ないです）成分です。
普通に保湿剤としてしか働かないでしょうね。
少し嫌だなと思うのがカキタンニンです。
これは渋柿のエキスなんですけどタンパク質変性作用があるんですよね。
なので「タンニン」はふき取り化粧水で収れん剤として配合されますが、
地肌に対して刺激になるリスクがある成分です。
健康な地肌ならキメを整える作用が（地肌のキメを整える必要があるかは置いておいて）ありますが、
少し地肌が弱っている場合もしかしたら刺激となって痒みにつながるかもしれません。
そして後ろの方になんであんまり意味ないのかもしれないのですが、
シャンプーに配合はやめてほしい「ベヘントリモニウムクロリド」「クオタニウム…」などのカチオン成分がいくつか入っています。
カチオン成分は皮膚に吸着して刺激になる成分なので、
どうもあまり地肌に優しい内容とは言えないですね。
ヘマチンが入っているのですが本家のケアテクトなんかと比べると
色が全然薄いですね。
配合は微妙なのとメドウフォームラクトンのおかげで内部に作用しにくいことから、
外部の抗酸化物質としての働きがあるでしょう。
まぁ色々と入れているのですがどうも配合のバランスが良くないイメージがあります。
特に質感をごまかすような成分がいくつか見られるので、
なんとなく印象が良くないですね。
お値段は成分としては安いですが、
ものはそこまでいいものではないのである意味適正価格でしょう。
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