官製建築不況
日経新聞に、建築業界の停滞が大きく取り上げられました。
耐震偽装の問題を受け、6月に建築基準法が改正されましたが、従来よりも建築審査が厳しくなったために、確認許可申請が滞ってしまいました。
元請会社がせっかく受注しても、着工にとりかかるまで何ヶ月も待たされることとなり、その分の時間的なロスが大きく響いてしまっています。
時は金なりと言いますが、建築工事では工期がずれ込んでしまうと様々な悪影響が出ます。
工事に必要な材料、特に鉄が値上がりすることによって、また石油価格の上昇によって運送費が上がってしまうことによって、請負契約を結んだ時点よりも原価が高くなり採算が取れなくなるリスクがあります。
さらに、たとえ数ヶ月とはいえ職人を雇うための人件費が変わる可能性も大いにあり得ます。
これから作るものに値段を付けて商売する請負の業界だからこそ、また建築という極めて金額の大きい商品を扱うからこそ、このタイムロスは今後の日本経済にも大きな影響を与えると思われます。
官製不況・・・とまで言うと言い過ぎかも知れませんが、私もその業界の一人としてもう少し何とかならないものかと感じてしまいます。
来年に向けてのまつり意見交換会
以前より、高崎まつりの企画の段階から青年団体が加われないか、という相談を進めてきていますが、昨日、まつり実行委員会の役員の方と各団体長とで打ち合わせをしました。
企画の段階といってもどこからどこまでという線引きをするのはなかなか難しいもので、話が詰まっていくにつれ、予算も含めて青年団体で引き受けてみてはどうか、という提案が出ました。
予算も、となると関わり方も半端は許されなくなるため、しばらくは活発な議論がなされ、最終的にはその場では保留になりました。
高崎まつりは総予算6千万円を超える規模で実施される一大事業ですが、そのうちの半分以上が市からの補助金であり、大切な市民の税金です。
私たちはまつりの設立当初から関わっているとはいえ、お金の流れまできちんと把握して無駄のないよう運営ができるものでしょうか?
これまでのまつりを継続するために必要なお金は何か、これからのまつりを作り上げるために必要なお金は何か。
何よりも、市民のためのまつりとして貴重な財源をどう活かすか。
もし引き受けるとなれば私たちの努力と工夫が求められます。
夢のある県央都市創造会議
本年度締め括りとなる最後の「夢のある県央都市創造会議」が、昨日開催されました。
これまで前橋、高崎、伊勢崎、藤岡の4青年会議所が同名の委員会を4つ作り、それらの合同事業として継続してまいりましたが、来年は組織としては別個の扱いになる会議体を立ち上げ、そこに4青年会議所のメンバーが出向する、という形になります。
そのための規約、組織図が、正式に承認されました。
出向による組織にすることで、スピーディな意思決定につなげ、この地域における草の根運動を展開していって欲しい…個人的にはそのように願っています。
本年度、小此木委員長をはじめとする高崎JC夢のある県央都市創造委員会の皆様、そして前橋JC、伊勢崎JC、藤岡JCの各委員会の皆様、本当におつかれさまでした!
さて、私はこの夢のある県央都市創造会議には大きく分けて3つの役割があると感じています。
出向するメンバー自身が、道州制やこの地域の自立や都市間競争について危機意識・問題意識・当事者意識をしっかり持てる場となる役割。
4青年会議所会議の各地域に住む市民が、自らの地域は自らの責任において作り上げるものであるという意識改革と意識醸成を推進する役割。
長期的に継続することで、私たちの世代と私たちの次の世代が、この地域がひとつであることを当たり前のこととして考えることのできる人づくりの場となる役割。
組織が変わっても、この役割だけは変わらずに存続していって欲しいと願います。
8月末に、「第1回もったいない全国大会」で宇都宮に行く機会がありました。
そこで感じた市長の強烈なリーダーシップとそれを応援する市民の力を思い出すと、私はこのままではこの群馬県央地域は負けてしまう、と思っています。
新潟、長野、宇都宮、さいたま、この4大都市に囲まれ、それぞれの地域がWIN-WINの関係で生き残っていくためには、私たちはもっともっと頑張らなければならないと思っています。
来年以降の夢のある県央都市創造会議に、大いに期待しています。
学習指導要領改正のプレゼン
本日は日本JCのブロック会長予定者会議が東京にて開催され、私もオブザーブで出席をいたしました。
通常の会議とは別に、文部科学省の初等中等教育局による、学習指導要領の改正についてのプレゼンテーションがありました。
今月初め「ゆとり教育の方針転換」ということで大きく報道されましたが、その具体的な内容を約1時間くらいで説明をしてもらった形です。
教育基本法改正において愛国心を育む旨が加わりましたが、その点についての説明が今回のプレゼンでは触れられておらず、そのことを会議の最後に日本JC役員のひとりが下記のように指摘されています。
「安倍前首相が命懸けで愛国心についての記述を教育基本法に盛り込んだのに、もしかしたらなかったことにされようとしているのではないか。
毎日新聞の調べでは、およそ4人に1人が愛国心を育むことに反対しているというデータがあり(朝日新聞の調べではおよそ2人に1人)、このデータから言えば大多数が自国を愛することを子どもたちに教えることに賛成と言える。
がしかし、たとえ4人に3人が賛成していたとしても、反対の1人が大きい声で反対すると、それが通ってしまうのがこの国のおかしいところである」
文科省の配布資料には、国や伝統文化を愛する心を育てるための指針が明文化されてはいますが、そのときのプレゼン資料からはその点はすっかり抜け落ちてしまっており、もしかしたら資料不備のところもあったのかも知れません。
しかし、教育基本法改正に盛り込まれた重要な3点のうちのひとつですから、いかに資料不備とはいえ、プレゼン中でまったく触れられなかったことについては疑問を感じるところです。
生活支援ロボット
人間生活の中で介護や家事サービスが安全にできるように配慮した新しいロボットを、早稲田大学の研究チームが開発したとの記事がありました。
人が触れる部分に柔らかい素材を使用したり、体中にセンサーを張り巡らせ、手を挟んだりするような危険がないように設計されているそうです。
日本が誇るロボット技術ですが、高齢者の生活支援用とされるこのロボットは、2015年頃の実用化を目指しているそうです。
なんと今から8年後には、ロボットが人間と共に暮らす世の中になるかも知れません。
高齢化がますます進む中、その生活を助けるためのロボット技術は今すぐにでも必要とされています。
また、2030年には労働力人口が2006年に比べて1070万人も減少するという統計が先日発表されましたが、労働力減を技術力で補うといった意味合いからも、ロボット工学は期待を集めています。
人の話す言葉を理解して生産性のある仕事をしてくれるロボットが、私たちの普段の生活に入り込み大きな助けとなってくれる時代が、いよいよ目の前に近づいています。
農業天候保険
日経新聞に、途上国で農作物の収穫量減少につながるような天候不順が起きた場合に保険金を払う「農業天候保険」を、国際協力銀行が開発しているとの記事がありました。
天候不順により収穫量が激減してしまった場合でも、農家が生活できなくなることがないよう所得を補償する、というものです。
世界人口が増える中での食糧問題、あるいはバイオエタノールの製造のためサトウキビやトウモロコシなどの農作物が重要視されていることなどを考えると、天候不順によって農家が失業することのないようなセーフティネットを、世界レベルで検討していかなければならないのでしょう。
さらにその背景には、天候不順をもたらす最大の問題として地球温暖化があります。
ポスト京都議定書やら排出権取引の多様化などといくらいってみても、実際に温暖化による影響を真っ先に受ける農業こそ、まずはこういった枠組みで守るべきところなのだと思います。
以前、野村総合研究所の役員の方が、「これからは『金融』がキーワード。『○○と金融』という視点で物事を捉えていく必要があるでしょう」と言っていました。
「温暖 化と金融」はすでに排出権取引の運用により始まっています。
「農作物と金融」「農業と金融」が世界規模で進む中、今回の保険ビジネスも大きな役割を担うのかも知れません。
ホームネットワーク
新聞によると、確か半年前くらいは実用化されていなかったと思うのですが、家の中でコンセントを使ってパソコンのネットワークが組めるようになっているそうです。
家の外(インターネット)と内(LAN)を結ぶのは光やADSLなどの通信経路になりますが、家の中に関してはパソコンと電源コンセントの間に専用機器を介することによって、異なる部屋にあるパソコン同士をLANで結ぶことができ、電力線通信と呼ぶのだそうです。
家電がデジタル化するにつれ、家の中でLANを構築したい場面は珍しくありませんが、これまでは有線で家の中にケーブルを這わせるか、少々設定の面倒な無線LANを導入するかのどちらかでした。
電源コンセントを利用すればケーブルが見えることもないし、無線のようにややこしい設定も不要ですから、これからもっと注目されていくことでしょう。
電線が電力を供給しながら通信まで兼ねてしまうことも驚きですが、こういった技術開発の背景にあるホームネットワークの必要性、家庭内のLAN構築が当たり前になりつつある今時の家庭事情にビックリします。
パソコンだけでなく、AV関連機器を中心にネットワークにつながると便利な製品が増えてきていたり、外出中の防犯防災のためにセキュリティシステムがつながっていたり、そのニーズも一昔前にはなかったものです。
さらに、これからますます必要性が増すであろう介護についても、日常生活の情報を丹念に外部とやりとりすることで、より効率的で行き届いた介護体制を敷くことができるものと期待されています。
会社だけでなく、普段の生活でもコンピュータネットワークについての基礎知識が求められる時代になったということでしょうか。
万能細胞
先日、京都大学の研究チームによる万能細胞の大発見が報道されました。
報道そのものは割とあっさりしていましたが、自分の皮膚の細胞から臓器を作ることができるようになったらすごいことです。
現状は治療できないほどに臓器が悪くなってしまったら、ドナーからその臓器をもらって移植するしかありません。
しかし、ドナー不足の問題、他人の臓器との相性(適合性)、そもそも臓器移植に絡む倫理上の問題など、障害は少なくありません。
報道にあった万能細胞の応用が進めば、そのような問題を抱えることなく、言い方は悪いですが、自分の身体の悪くなった臓器を「交換」することができるようになるかも知れません。
以前、世界を驚かせたES細胞発見論文の捏造により非難された韓国の大学教授がいました。
「ヒトの手でヒトを作る」という神の領域へ踏み込みつつある分野だけに、そこに携わる方々にはより高い倫理観、道徳観を持って欲しいものです。
今回の大発見が実を結べば、近い将来、医療のあり方は大きく変わることでしょう。
今までになかったこと、例えばいざとなればお金を出して臓器を丸ごと入れ替えればいい、と軽く考えてしまったり、それらの治療が高額であろうために経済力による医療の格差が拡大してしまったり、そういった問題もたくさん生じることと思います。
脳死の問題が国によって考え方が異なるように、新しい医療技術をどのように受け止めていったらいいのか、私たち自身も倫理観を試されるときが来ることでしょう。
11月第二例会~ファミリーパーティ~
高崎JCの継続事業の中でもっとも長い歴史を持つと言われるファミリーパーティ。
本年も11月第二例会として、会員委員会の担当にて盛大に開催することができました。
日頃、私たちJCメンバーを快く送り出してくれている奥様(ご主人)と、週末も寂しい思いをさせてしまっている子どもたちに、感謝の気持ちを伝え少しでも楽しんでもらえるよう、会員委員会のメンバーが細やかな設営をしてくれています。
はずれなしの景品では、大人向けと子ども向けに分けており、それだけでも大変なのに子ども向けをさらに男の子向け、女の子向け、乳幼児向けの3種類に分けるという徹底ぶり。
一見さらっとやってのけていますが、出席人数を事前にすべて確認し、子どもの年齢や性別も徹底的に調べ、メンバーから寄付される景品の内容と数量をギリギリまで確認し、不足する分を無駄のないよう正確に調達する…これには相当な根気を要したことでしょう。
たかが景品と思わず、ここまで周到に準備をした会員委員会の若いメンバーには敬意を表します。
私自身もしばし理事長という立場を忘れて楽しませてもらうことができました。
さて、ファミリーパーティ恒例の卒業生の登壇。
お一人ずつ私から花束をお渡しし握手をさせてもらいましたが、やはり卒業生の方にとっては一つひとつが節目であり、その中でこのファミリーパーティは大きなウェイトを占めているのだろうなぁ、ということが握った手を通じてよくわかります。
私自身が何年かのちに登壇する立場になったとき、どんな心境でいるだろうか…そんなことを感じずにはいられません。
そしてそのような感情を家族と、メンバーと共有できるこの事業は、やはり長年継続してきているだけの価値がある事業なのだと改めて感じました。
07会員委員会の威信をかけて設営してくれたメンバーのみなさん、それを先頭に立ってまとめてくれた小澤会員委員長、本当におつかれさまでした、ありがとうございました!
日本の教育力確立委員会スタッフ会議
来年度、私が委員長を務める日本の教育力確立委員会のスタッフ会議が、高崎にて開催されました。
公式の会議としては、実質初めての会議となります。
高崎の開催ということで、小澤次年度には忙しい中挨拶のために駆けつけてくれ、また出向してくれるメンバーも設営の手伝いをしてくれたり、懇親会に出席していただきました。
ありがとうございます。
さて、最初の会議ですので、まずは日本青年会議所全体の方針につき時間をかけて理解してもらい、そのあとで委員会の担いを説明します。
教育というテーマは、何にでも結びつく上に誰もが関心の高いテーマということもあり、たくさんの意見交換をすることができました。
特に、親が子を躾けるための親学については、そもそも不幸にして親がいない場合や父親がいない、あるいは虐待やニグレクトなどの状況下ではどうしたらいいのか、そこへアプローチすることは可能なのかどうなのか…
私たちの委員会は、高いところから教育論を語ることを出来る限りやめ、草の根運動を仕掛けていくために何ができるだろうか、という視点で事業に取り組みたいと考えています。
今の段階は現状の調査研究と課題抽出ですが、これから具体的な動き方を策定していきます。
まずは、全国から頼もしいスタッフが集まってくれたことに感謝し、これからの委員会に期待したいと思います。