2010グアム④
グアムが位置する西太平洋はミクロネシアと呼ばれ、マリアナ諸島に属しています。
紀元前からマリアナ諸島には東南アジアから渡来した原住民が生活し、チャモロ人と呼ばれています。
1521年に世界一周中のマゼランに発見され、その後300年余りスペイン領となります。キリスト教の布教に反発するチャモロ人は戦いに転じますが、この内戦で10万人いたチャモロ人は5000人までに激減したそうです。その後米西戦争を経て1898年米国の統治下に、さらに太平洋戦争下に4年間日本に占領されました。横井庄一さんの28年間にわたる潜伏は、私たち戦争を知らない世代にも、「戦争の残像」を知る大きな契機になりました。
日本の敗戦後はアメリカの統治下に戻り自治属領となり、沖縄・グアムの太平洋軍事戦略の要となる一方、 1967年パンナムによりグアムー東京間の定期便が運航され観光振興に力を入れ、近年は韓国・台湾・中国から多くの観光客を迎え入れています。
私たちが行った2010年当時は、すでにタモン湾沿いにホテルが立ち並び、ビーチリゾートとして発展していました。
泊まったホテルの部屋から見たタモン湾
前回、ダイビングや飛行体験を紹介しましたが、まだまだ興味あるアクティビティがあります。
熱帯の気候ならばこその、南国フルーツ園。
このトラクターに乗り園内を周ります
試食もできます
農園はジャングルの中にありました
チャモロビレッジでは、ナイトマーケットが開かれていました
チャモロ人のショー
チャモロ料理も楽しいですが、イタリアンやフレンチなどリゾートならではのバラエティに富んだグルメが楽しめます。
何回も通ったイタリアンの店
海洋性熱帯気候で常夏のグアム
日本では見ることのできない植物や花を
見るだけでも非日常の体験です。
(グアム2010、おわり)