目標は高く、でも地道に | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

とうとう、2019年の訪看リハビリが始まりました。

今年も川平法で攻めていきまする。

約一週間、お正月休みがあったわけですから、麻痺側の手足に変化がないかのチェックから始まりましたよ。

夫さんは、年末年始も休まずリハビリをしていましたので、特別後退したこともなく、無事にリハビリに入ることができました。


この訪看リハビリを受け始めた当初、夫さんの麻痺手は拘縮が残っていました。
手のひらを広げたくても、力がゴリゴリに入っている為に緊張を取る事から始めなければならないほどでした。

が、最近はだいぶ緊張がとれて、柔らかい手になってきてます。

ちなみに、緊張を取る為に使っていたのは、川平法でよく出てくるハンディマッサージャーでした。



そして、筋肉に程よく刺激を送る為に使っていたのは、オムロンの低周波治療器。
医療用のEMSとか売ってるけど、お高くて買えないし、そもそも使いこなせないし💦

この状態になるまでの道のりは、案外大変だったなぁと思います。
夫さんにとっては「動く」「動かない」の話ではなく、それ以前に乗り越えなければならない壁でした。
麻痺手が拘縮しているという事は、腕の可動域なども制限されるし、一方向に筋肉が緊張してる事で、別方向へ動かすことも難しかったのであります。

うまく動かせないから、別の部位に代償運動が出たり、それでも動かそうとするから体のどこかが痛くなったり…

脳卒中で片麻痺になると、こんなに大変な事が待ち受けているのか…と、何度も思ったくらいですね。

色んなことを思い出した新春初リハビリでした。