回復期病院入院時の思い出(こんな床はイヤだ!) | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

夫さんが回復期病院に入院中だった頃の思い出を書きます。
約2年前、夫さんは回復期病院にて、外泊の許可を頂きました。

退院してからの事を想定して、週末が来るたびに外泊してましたね。
で、お家の中の動作確認と練習をひたすら繰り返し、それからイオンモールに連れて行って人混みの中を歩く練習。

おかげさまで、イオンモールの中を歩くのは慣れてきたけど、家の中はなかなか慣れなかったようです。

そのワケは…


床でした💦




どこのご家庭も、大抵の床はフローリングだったり畳だったりしませんか?

バリアフリーにして、コルク材やタイルなんかに変えるご家庭もあるかとは思いますが…

我が家は畳と木材がメインのお家です。

そこそこのバリアフリーにはなってますが、1センチほどの敷居が各部屋と廊下にございます。


夫さんにとって、畳もフローリングも、危険な床に見えたようです。


この↑畳の編み目のデコボコも。

この↓畳のヘリのデコボコも。


それから、フローリングの板の継ぎ目の凹みも↓


全部全部、足が引っかかって怖いそうだガーン

なんでやねん!


…こんな小さい継ぎ目に引っかかるような足があるでしょうか。

超ミニマムな足なのか?
それとも、つま先が細くて尖ってるのか?

真剣に何が怖いのか考えてしまうほど、夫さんは真っ平らなフローリング以外の床は恐怖だったのです。

だから、しばらくの間は、お家の中でも夫さんの手を引いて歩いていました。
夫さんがお家の床になれるまで、結構な期間そうしていたような…


最近、この事を思い出して、夫さんに話してみましたよ。
そしたら、「そんな事もあったのかなぁ」と笑っていました。

過去のことを思い出して、笑い話にできる。

そんな日が来たんだなぁと、シミジミの思いました。
ありがたい事です。