最後の近所バーディング(2) | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

前回の記事より続いて、折り返し地点とした私の職場の周辺からです。

 

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リロングウェ川の河岸とだけあって、水辺に多くいるハタオリドリの仲間が何種類か、木立やブッシュに来ていました。まずはズグロウロコハタオリ (Village Weaver)

 

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ついで、これは目がくすんだ黄色に見えるので、オオコガネハタオリ (Golden Weaver) のようです。もしこの部分が赤ければ、コガネハタオリ (Yellow Weaver) になります。

 

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嘴がピンク色っぽいのでアカガシラモリハタオリ (Red-headed Weaver) のメスのようですが、少し色合いが違うような。マジェテトゥマで見ていますが、もしそれなら、ここリロングウェでは初めてです。残念なことに、なぜか、頭が鮮やかなオレンジ色をしているオスを見たことがありません。

 

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職場の周辺にはいつもいるヒメハチクイ (Little Bee-eater) です。ありきたりの鳥ですが、眉のところがセルリアンブルーをしていて美しいです。私のお気に入りの鳥の一つです。

 

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ゴルフ場に戻ってきたところで、たくさんいたのはクロオオチュウ (Fork-tailed Drongo)

 

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13番ホールにはミナミハイガシラスズメ (Southern Grey-headed Sparrow) がたくさんいました。なぜか一羽だけ、ほかの倍くらいもあろうかという突出した大きさのものがいましたが、配色は同じですし、どう見てもこの鳥です。不思議。

 

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ふたたび5番ホールに戻ってそこからゴルフ場を出ようとしたところで、「いつもはたくさんいるのに、今日はなかなか見ないな」と思っていたミドリモリヤツガシラ (Green Wood-hoopoe) を見つけました。鳴き声がけたたましい笑い声のような感じで実にうるさいですが、この時は静かでした。

 

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左上は、翼が全体的に青っぽく、嘴が黒いので幼鳥です。似た配色で別の種類の鳥もありますが、こいつは成鳥と同じ群れにいましたので、やはりミドリモリヤツガシラです。

 

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すぐ脇の木に、アフリカコウライウグイス (African Golden Oriole) がやって来ました。写真がやや不鮮明で残念。

 

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ゴルフ場を出たところのメイズ畑の上に張られた電線に、ご覧の鳥が。この電線にはシコンチョウ (Village Indigobird) がよく留まっており、逆光だったためにシルエットになって映って、一瞬その鳥だと思ったのですが、近づくと、明らかに違う配色。そうです、ライラックニシブッポウソウ (Lilac-breasted Roller) です。リロングウェではありきたりの鳥ですが、最後にこの美しい姿を見ることができて、嬉しい。

 

しかしいつも思うのですが、どうして、こう、何種類ものパステルカラーを身にまとっているんでしょうか。なんでこんな配色の鳥がこの世に存在するのか不思議です。

 

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最後の最後は、自宅近くで撮ったカワリタイヨウチョウ (Variable Sunbird)。これも実にありきたりですが、配色が美しい鳥の一つです。

 

マラウイ生活4年の私の、野鳥の見納めとしては、納得できる収穫でした。探していけば、まだまだ新しい鳥を発見するでしょうが、それを考えたらきりがないでしょう。敢えて言えば、2種類いるというフラミンゴ (Flamingo) と美しいミナミベニハチクイ (Southern Carmine Bee-eater) を見られなかったことが残念ですが、それらも、欲を言ったらきりがない。

 

……やっぱり、悔いが残るか。

 

みなさんも、アフリカに行かれる機会があったら、サファリで哺乳類を見るだけでなく、是非とも野鳥にも目を向けてください。びっくりするような美しい鳥との出会いが待っていますよ。