すいません。諸般の事情で(半分は私の怠慢)続きが遅れました。

私に掲載義務はないけどね。

2011.12/11 アカデミアコンソーシアム福島での
震災復興フォーラム聴講した感想です。

うかうかしているうちに12/27当日の資料がホームページに掲載されました。

詳細はこちら
http://u-renkei.net.fukushima-u.ac.jp/Event_111211_02.html

第一部(13:10~14:30)
ベラルーシ・ウクライナ福島調査団参加者報告
福島大学理事・副学長  清水修二
桜の聖母短期大学生活科学科准教授  二瓶由美子
福島県立医科大学医学部人間科学講座教授  藤野美都子
新ふくしま農業協同組合代表理事専務  菅野孝志

前回福島大学副学長 清水修二 先生の報告についてコメントしたので。

それ以外について。
桜の聖母短期大学生活科学科准教授  二瓶由美子先生


印象的だったのは、
放射線についての教育。
子供たちに放射能の健康被害を受けないための教育の徹底。
それとともに学校に測定器が供えられ、
自分たちで食料品の放射能を測定し確かめることができる。
汚染マップを作り、放射能について教材を作り、子供たちはそれを活用して学ぶことができる。


ウクライナ・キエフ・チェルノブイリ博物館を設立し、
事故の教訓を伝えることに尽力しているということ。



福島県立医科大学医学部人間科学講座教授  藤野美都子


チェルノブイリ事故の際は広島・長崎の調査結果を参考にしたということ。
だからこそ福島にチェルノブイリの調査を活かし、
健康被害を防いでほしいとベラルーシやウクライナの人たちが何度も言っていたということ。
内部被爆はコントロールが可能であること。
そして、ベラルーシの大学と福島大学が今回(2011.10調査)を機に
研究機関として提携する話が出たとのこと。

以前ベラルーシの人が福島に来て「私たちのことを参考にしてほしい」と言っていたのはこのことだったのだろうか。

福島の大学・自治体の人たちがチェルノブイリ原発被災地のことを知らないのと同様に、ベラルーシの人が福島の状況を知らずに発言したことで誤解を招く発言につながったのではないか?そう思った。



チェルノブイリ原発は当初事故が隠ぺいされたため周辺住民や消防関係の人が大量被爆したこと。
汚染された食物は4年間も流通し、そのため多くの人が被爆したこと。
(ベラルーシは自給自足が前提で、約50%が汚染地域で作られた食物を規定しているため基準値が現在の日本より大幅に厳しくなっている。)
特に乳製品を子供たちが摂取したことで甲状腺がんが多発したこと。


一方日本では福島は爆発前に原発20km圏の住民が避難した。
農産物の流通も暫定基準値が高いとはいえ一応規制されたものが出ている。
1kgあたり500ベクレルを超えた農産物はその市町村全域が3週間連続基準値以下になるまで出荷停止。 
特に乳製品は原発事故直後は停電とガソリン不足により。
その後は規制値以下になるまで(規制値1kgあたり要素131 300ベクレル以下、セシウム134.137 200ベクレル以下)県内の原乳は流通していなかった。
少なくともチェルノブイリでの被ばく量とは相当開きがあることは間違いない。

この違いが理解されたいなかったのではないかと思う。

福島でもこの調査結果をもとに市民が測定できる施設をもっと増やすことを計画している。
しかし、自治体の動きが遅いため、市民団体の施設のほうが先行している。
早く公的機関の施設がもっと住民にとって使いやすいものとなり、自分たちの食べるものの放射線量について納得し、すこしでも不安が解消されるようになってほしいと思う。

福島市の冬の新しい観光イベント【光のニューイヤー】に行ってきました。



これはあづま運動公園の体育館前広場のライトアップです。

開催日は平成24年1月7日から2月5日(日)16:00~20:00

※火曜日は休園日のためライトアップも中止です。


あづま総合体育館は震災後避難所として1000人以上の方が生活していた場所です。

その体育館前でBGMの流れる中、ケヤキ・モミ・メタセコイアなどの樹木を美しい光が照らす幻想的な風景が広がっています。

福島県の復興を祈り、多くの方々への夢と感動を与える新しいイベントです。

ぜひ行ってみてください。

詳しくは http://www.azumapark.or.jp/event.php?eid=00313



rigel88さんのブログ-光のニューイヤー正面

光のニューイヤー正面



rigel88さんのブログ-光のニューイヤーとオリオン座
光のニューイヤーとオリオン座



rigel88さんのブログ-光のニューイヤーと金星
光のニューイヤーと金星

年の瀬も押し迫ったころ。
ああ今年が終わらないうちに…ってようやく夏から秋にかけて天文台でバイトしたバイト料の一部と宮城の友人から福島県のために使ってと言われ預かっていた5000円を寄付してきました。
どこに寄付すればいいか迷ったけど、今のところ直接自治体へ寄付することにして。
以前はいち早く口座を作った相馬市の震災遺児への口座に寄付したけど、時間がたって他の自治体でも寄付講座を設立してきました。
できれば寄付金の使い道を指定した口座へ寄付しようと思い、いろいろ調べて福島県と(福島市にもたくさんの人たちが避難していた)南相馬市の口座へ寄付してきました。
本当は親を亡くした子供だけではなく、親が失業したり、自主避難したりしている家庭へも援助は必要だと思うし、浪江町へも寄付したいと思ったのですがまだそういう講座は見つけることができませんでした。
復興への道のりは長いので、今後も調べて継続して寄付していこうと思います。



東日本大震災ふくしまこども寄附金について

福島県では、東日本大震災による震災孤児等への支援のための寄附口座「東日本大震災ふくしまこども寄附金」を開設しました。

詳細
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=25125

福島県では、東日本大震災により、多くの子どもたちが親を失いました。

 加えて、原子力災害により、住み慣れた土地からも離れなければならない子どもたちも多く、様々な喪失体験により、幼い心に多大なる負担がかかっています。

 しかしながら、このような状況においても、子どもたちが震災前に抱いていたそれぞれの夢をあきらめることなく、着実に前に進んでいくことができるよう、皆様からの善意の寄附をいただき、長期的な支援を行っていきたいと考えております。

1 寄附の手続きについて

(1)「寄附申込書」に必要事項を御記入の上、下記受付窓口(問合せ先)に電子メール、FAX又は郵送での送付をお願いします。

   ※ 複数回振り込まれる場合は、お手数でもその都度送付いただく必要があります。

     (通帳に記帳された振込者と申込書を突合し、県費に収納するため必要となります。)

  寄附された方が不明の場合、県に収納できないこともありますので、寄附申込書は必ずお送り願います。

(2)併せて、金融機関において下記口座への寄附金の振込みをお願いします。

(3)御希望の場合、寄附の振込みを確認後、受領書を発行し、お送りします。

(4)その他御不明な点は、問合せ先に御連絡願います。



    寄附申込書様式 (Word形式 16KB)

    寄附申込書様式 (PDF形式 10KB)



 受付窓口(問合せ先)

福島県 保健福祉部 児童家庭課

〒960-8670 福島県福島市杉妻町2番16号

電話: 024-521-7174

FAX: 024-521-7747

   メールアドレス: jidoukatei@pref.fukushima.jp




南相馬市
東日本大震災遺児等への支援について
詳細
http://www.city.minamisoma.lg.jp/danjokodomo/shinnsaiizi.jsp

南相馬市東日本大震災遺児等支援基金を活用し、東日本大震災により親を亡くした子どもたちの健やかな成長と生活の安定を支え、福祉の向上に寄与することを目的として、震災遺児等の就学区分により18歳まで支援金を支給します。
【対象者】
 平成23年3月11日現在本市に住所を有し、東日本大震災により両親又はその一方を亡くした0歳から18歳までの子どもたち。

【支援内容】
 支援金は、毎年1月1日現在において要件に該当する児童に対し、年度末における年齢の区分に応じて3月に支給します。
  ・1~6歳(未就学児)  年額 20万円
  ・7~15歳(小中学生) 年額 30万円
  ・16~18歳(学生等) 年額 40万円

 なお、震災遺児等が次のいずれかに該当するときは、支援金の支給はできません。
  ・養子縁組により養父母を得たとき
  ・父又は母が婚姻によりひとり親家庭でなくなったとき
  ・その他支援金の支給を受ける者として適当でないと市長が認めたとき

【手続きの方法】
 震災遺児等の保護者に対し市から申請書を送付いたしますので、必要書類を準備いただき手続き願います。
   東日本大震災による遺児等への寄付の受付はこちら

http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/shiennegai/ijitounhenosiennotamenokifuuketuke.jsp

新しい年になりました。

昨年はやたらと慌ただしい1年でした。
福島市も大変な1年でしたが。
放射能の不安はあるものの生活は元に戻りつつあります。
まだまだ問題は山積みですが、
とにかく復興のために福島の人が元気出そう!
そんなイベントがたくさん開催されています。



そんなイベントを写真でいくつかご紹介。

2011年11月の吾妻運動公園イチョウ並木のイルミネーション

フォト

たくさんの家族連れやカップルの人たちがイルミネーションを楽しんでいました。
私も来年は写真撮る方でなくて誰かと一緒に見に行きたいですほっとした顔


2011年12月20日から25日までは福岡市のアスカコーポレーションが贈ってくださったツリーのイルミネーションが福島駅前を華やかに彩ってくれました。

フォト

http://www.tif.ne.jp/jp/ati/ati_disp.php?id=10535


アスカコーポレーションの社長がラジオでこんなことを言っていました。「外国の方から日本人はあんな大災害でも冷静に秩序を持って行動していたのがすばらしいと言われる。でも日本人じゃないんです。東北人がすばらしかったんです。その東北を応援するために。ものではなく心に残るものを贈ろうと思いました。」
福島を忘れずに応援しようとしてくれるその気持ちがとても嬉しかったです。



福島イルミネーション 光のしずくプロジェクト
http://hikarinosizuku.org/

フォト

県都福島の玄関口、福島駅東口からまっすぐ伸びる駅前通り、石畳の目抜き通りパセオ470、春はストリートガーデンとして人気の万世町新町通りの3つの連続する通りに飾られた電飾は22万球。

この他、並木通りや吾妻通り、福島駅前に飾られた電飾を合わせると32万球を超え、県内最大規模のイルミネーションエリアとなりました。

新たに点灯が決まった並木通りと吾妻通りの各事業主体と連携し、点灯期間を2012年2月14日まで、延長いたします。

こちらはまだ間に合います。福島市周辺にお住まいの方ぜひ足をお運びください
ラジオ福島からこんな記事見つけました。

放射能リスクの考え方~科学と哲学の狭間で~(日本医事新報10月22号「福島リポート」より)

http://www.rfc.co.jp/rfc/post/details.php?id=1065&mode=start

福島医大の先生のお話。
わかりやすく放射能リスクについて解説されています。
ただ中にあるフォールアウトについての図表がみられません。
おそらく下記の記事だと思いますので添付しておきます。


(財)高度情報化学技術研究機構
原子力百科事典RIST
環境中の放射能 フォールアウト(09-01-01-05)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-01-05

福島医大の先生のお話や福島県で放射能行政に携わっていた人の話は講演会などで聞きましたが。結局今回の福島の環境放射能の影響は警戒区域・計画的避難区域を除き、リスク0にはならないもののそこで生活するには問題ないレベル。そう説明されることが多い。
データから見る限り、それを否定することは出来ない。
ただ。福島に住む人がみんな納得しているとも思えない。
放射能は科学では無いから。
福島市の職員である知人の言葉。
科学で安全と言われても安心につながるわけではない。
どんなに説明されても。
医大の副学長が長崎大学の山下先生だってだけで拒否反応を示す人も少なからずいる。

いわき市や会津若松市の人に「福島市大丈夫?」と聞かれることもある。
公表されている福島市の放射線量はいわき市や会津若松市に比べて1時間あたりで約5倍。積算すればとんでもなく差が広がるはず。
それでも。公表されている放射線量に比べて福島市はまだ静かだと思う。
子供がいる家庭や、農業・観光業などの放射能の影響を直接受けた人達を除き、生活自体はほぼ震災前に戻った。
これは福島医大・福大・県庁などから放射線リスク情報と共に、この程度では心配ないという安全情報も出されていることが大きいと思う。

ただフォールアウトによる体内被曝については福島で聴講した大学関係の講演ではほぼ毎回出てくるけれど。
全国のマスコミではほとんど見ない。
すでに日本国全体が放射能汚染した事実を隠すため?
そう思えてしまう・・・・。

しばらく仕事が忙しくてご無沙汰してました。
これから年末まで年末調整が佳境になります・・・。


アカデミア・コンソーシアム福島 震災復興フォーラム ベラルーシ・ウクライナ福島調査団参加者報告聴講についてないよう報告のリクエストがあったのも続きをほったらかしにしていて申し訳ないのですが、どうしても書きたい方を優先します。


10月22日に岳温泉の森林整備ボランティアに参加した際、浪江町から福島市に避難してきている方と知り合いになりました。
その方に震災後のことについてお話うかがって考えさせられたことがいくつかありました。

この方は主婦で浪江町の原発から約8kmのところに住んでいました。
震災のときは大きな揺れに見舞われ自宅に被害が出たものの当日夜は自宅で過ごしたそうです。翌12日、朝食後おそらく8時ごろ消防団の方(または役場の方)が自宅に来て原発が危険なため念のため避難してくださいと言われたため車で避難したそうです。
ただそのときはせいぜい数日で戻れると考えていたので、ほとんど身の回りのものしか持たずに避難。どこへ避難するという指示はなかったので原発からなるべく離れるために浪江町津島に向かいました。しかし到着した津島の避難所はすでにいっぱいで入れず。仕方なく更に北西に向かい川俣町に避難したもののそこもいっぱいで入れず。12日の夜にようやく福島市の避難所に入ったそうです。
通常なら約50km1時間でいける距離が避難する車で渋滞して半日かかった。
結果的には津島の避難所に入れず、「どこでも好きに避難して」といわれて相当腹が立ったけど、入らなかったおかげで被曝量は少なくて済んだ。といっていました。
震災後は停電で情報もわからず、その後すぐに避難したため、津波が来て福島沿岸にも大きな被害が出たことも、原発事故も知ったのは数日後だったそうです。

家は壊れたまま、片付けもせずに避難してきたので気になっていたものの。
一時帰宅したときは家も荒れ、2時間での積算被曝量が14~15μシーベルトに達し、当分帰れない。そう話してくれました。

震災直後の彼女の状況を聞くと、20km圏内の方は原発事故前に避難しているため被曝量が小さいと考えられます。発表のように浪江町の原発から20km圏外で高線量地域に長期間とどまった人の被曝量が多い調査結果と一致します。

一方でSPEEDIの公表を隠蔽したと騒いでいる人達がいますが、公表したとしてそれが効果的な避難に結びついたかというとはなはだ疑問です。
なぜなら今回の原発事故の場合、事故数時間前に避難を開始していたのでSPEEDIで放射性物質の拡散予測を出しても、その情報を必要としていた人に届ける情報伝達手段がなかったのですから。
また、今回原発の水素爆発は12日から15日までの間に3回あり、特に3回目の爆発で放射性物質が大量に外部に飛散しました。その間風向きが何度も変わっていてその風をよけて逃げることは困難でした。
当時福島県内ではJRなどの交通機関はすべて不通。高速道路は通行止め。
道路も各地で崩落しており、なにより6時間並んでもガソリンがいれられないほどの極度の燃料不足に陥っていました。
福島市周辺に避難してきた人達もその多くがガソリン切れになり、福島市の放射線量が高いとわかってもそれ以上避難できずにとどまった人が多数存在します。
情報として放射線量が高いか低いか。それ以外にどこに向かえば安全に避難できるか。どうやって避難すればいいか。その情報がなければ実際に避難することは難しい。
日本の原発は安全と言われてきたように、平常時ならば事故は起きないでしょう。
ただし、起きるとしたら今回の震災のように非常事態になったときです。
だとすれば、SPEEDIを公表するとしても今までと同じ想定では到底使い物にならないということを充分考慮する必要があると思います。

12/11 アカデミア コンソーシアム 福島 「震災復興フォーラム」聴講してきました。

概要・フォーラム内容・調査報告者は下記の通りです。
詳しくはhttp://www.news-r.jp/news/dl.php?id=6249

概要
10月31日から11月7日にかけて行われたベラルーシ及びウクライナの調査には、ACF加盟機関の教職員が参加しました。

4名の参加者が調査結果を報告し、これからのふくしまの復興に向けてどのような取り組みが必要なのか提起します。

また、3.11東日本大震災、福島第一原発事故災害からの復興に向けて、県内の大学等では様々な取り組みを行っています。

これらの報告を踏まえ、今後の復興に何が必要なのか、会場の皆さんと一緒に考えます。

フォーラム内容
構成 内容
  理事長挨拶
アカデミア・コンソーシアムふくしま理事長
福島大学 学長 入戸野 修
第一部
(13:10~14:30) ベラルーシ・ウクライナ福島調査団参加者報告
調査団団長、福島大学 理事・副学長  清水修二
桜の聖母短期大学生活科学科 准教授  二瓶由美子
福島県立医科大学医学部人間科学講座 教授  藤野美都子
新ふくしま農業協同組合 代表理事専務  菅野孝志
第二部
(14:30~16:00) ACF加盟大学の復興に向けた取り組み
福島大学経済経営学類 准教授  小山良太
会津大学 理事  岩瀬次郎
福島県立医科大学 理事・副学長  阿部正文
いわき明星大学 学長  関口武司

問い合わせ先
主催/アカデミア・コンソーシアムふくしま(ACF)

アカデミア・コンソーシアムふくしま事務局(福島大学地域連携課内)

TEL 024-548-5211 FAX 024-548-5244

まず今回の報告は大学関係者が8名の報告者のうち7名を占めていますが、実際の調査団は研究者15名。地方自治体(福島県2名、川内村村長、浪江町議会1名、南相馬市1名)。協同組合等10名。その他報道関係者(共同通信、福島民友、福島民報,TUF、NHK,TBS)と言う構成だったそうです。

今回のフォーラムは報道関係者以外ビデオ撮影禁止と言うことでした。またプロジェクターで説明された資料は白黒でしたが参加者に配布されたので、カメラは持参しましたが撮影はしませんでした。
今後フォーラムの内容をホームページで発表すると言うことです。

すべての報告について詳しく説明することは難しいので、私が興味を持った報告について重点的にコメントします。

最初の報告は

調査団団長、福島大学 理事・副学長  清水修二

ウクライナ・ベラルーシ報告

最初にベラルーシの写真が表示されました。
見渡す限りの平原にまっすぐな道。

これが今回の象徴的な写真です。と。

ベラルーシの面積は日本の6倍。その2分の1が平野。
人口は日本の6分の1。
ベラルーシには原発は無いものの、地図で見ると国境から隣接してベラルーシを取り囲むように4方向に原発があります。

その1つがチェルノブイリ原発。この事故で国土の2分の1が汚染され、特に汚染された地域が原発から帯状に200km以上広がっています。

この原発事故により汚染された穀物とミルクは1990年までにはほとんど解決。または汚染された食物がほぼ出回らなくなるためには4年かかった。

以下清水教授の発表のまま

農地の除染・活用について
(1)農地の表土除去は行わない
   実地したがコストがかかりすぎ、効果がなかった
   ①除去した土壌の処分問題
   ②農地の肥沃度の低下(農地が死ぬ)

(2)区画(平均11ha)ごとの詳細な汚染地図を作成
   ①汚染の各種・程度と土壌の性質の分析
   ②状況に合った作目の選択

住民の移住

(1)土地は国有であり、住民は国有地から別の国有地に移るだけ
(2)住民は新しい土地と住宅と仕事を与えられる
(3)住民の移住した村はとりあえず(?)消滅する
   日本でいうような地方自治は存在しない
(4)住宅の除染は「壊して埋める」が基本
(5)誰も住んでいない国有地で処分場所をめぐる紛争は生じない


汚染地帯のゾーニング
避難・退去の基準(ヒアリングによる)
1986年100mS/y→
1987年30mS/y→
1988.89年25mS/y

「1μS/hで帰れますか?」

(1)空間線量は参考にならない。問題はあくまで被曝線量
(2)リスクの97%は内部被曝である(?)
(3)内部被曝の70%は食物経由
(4)したがって被曝線量はコントロールできる
→身近な場所(学校など)で「自分で測って自分で納得」の
しくみを作ることが肝要

情報と避難
(1)プリピャチの避難は事故の36時間後
   避難は決して迅速にはなされなかった
(2)情報は秘匿され被曝は深刻化した
   「建屋の爆発をTVでみていた」日本との差
「日本とはどう違う?」
(1)避難が汚染の広がる前になされた
(2)ヨウ素の摂取量は日本が2倍




今回の福島原発の汚染地域は広大な森林ある山間地多く、ベラルーシの除染方法をそのまま適用するわけにはいかない。その象徴が最初の写真だったようです。
また避難については社会主義国家との差を考えさせられました。
住民の所有地は初めから存在しないソビエトであれば国家の命令で土地と住宅と仕事を与えられればすむこと。
日本の場合は個人の所有財産の問題がある。
特に福島の復興にはこれからの除染で出る汚染物質の処分場がどこになるか周辺住民の反対により場所が決まるのにどれだけ時間がかかるかで復興への期間が大幅にずれ込む可能性がある。と感じました。

情報と避難については実際原発から10km圏の避難は原発の爆発以前に行われていたため原発立地自治体住民は高濃度の被曝はしていない。
だから大きな健康被害は無いと考えているようです。
それはまったくそのとおりなのですが。

むしろ高い被曝をしたのは30km圏外のホットスポット浪江町津島付近や飯館村に避難していた人達。ここには放射線量が低かった浪江町の海沿いの住民が多数避難してきて無用な被曝をしている。更に問題なのはホットスポットであることが判明した3月後半以降も避難指示がまったくなされなかったこと。
このため5月の計画的避難指示の最終まで残った人達が多く被曝することになった。
この人達の被曝量とベラルーシの人達の被爆量がどれだけ違うのか。そこまでは言及されていなかったのが残念でした。

続く

愛しいあなたやあなたのまわりの
全てが幸せでありますよう
愛しいあなたの小さな生命を
護りゆくことが私の願い
いつもどんな時も遠く離れようと
時の流れも超えてずっといつもずっと
春の花も鳥も夏の風も月の光も
みんなあなたの味方でありますように

さだまさし 夜想曲(ノクターン)より

福島の夜景。
真ん中にあるのが信夫山。
どうかこの光の中にいる人すべてが幸せでありますように

rigel88さんのブログ


福島市に住んでると危ないとか避難しろとかインターネット上で言われる。

ここに住み続けたら、もしかしたら将来病気になる危険性が増えるかも知れない。

でも私はここから避難できないし、福島を見捨てることは出来ない。

私自身が幸せであるために。

福島で暮らして、福島の復興のために出来ることを探す。



今夜はNHKのクローズアップ現代で福島の米について特集していたけど・・・。
なんで放射性セシウム8割が不検出って言いつつ詳しい数字を出さないのか?
とっくにわかっているのだから数字で出した方がわかりやすい。
福島県内では本検査の直後、民報新聞の1面に以下の数字が表になって出ていた。でも全国紙にも全国放送でも数字を出さない。これでは風評被害が広がるばかりだと思う。


本調査結果1174検体の内964検体(82.1%)では放射性セシウムは検出されず。203検体は(17.3%)では100ベクレル未満。残りの6検体(0.5%)が100ベクレル以上200ベクレル未満。



結局200ベクレル以上の放射性セシウムを検出したのは問題の旧小浜町の1検体のみ。この1検体と同じ条件で栽培された9アール400kgは県が買い上げるから実際には市場には出回らない。


詳しくは福島県ホームページ参照
福島県米放射性物質調査本調査結果
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/contents?CONTENTS_ID=25325

この二本松市(旧小浜町)の米が高濃度に汚染されていた原因はいくつかあるらしいが、県の説明では、原因として次の項目が考えられるとのこと。

・田んぼ自体谷田で、直前の台風で周りの山から汚染された泥水が流入した。(粘土質に吸着されたセシウムは土と一緒に流れ出なければ大量に流出することは少ないそうです。)

・土壌改良のため砂が多く含まれた土壌だった。(粘土質だと土にセシウム吸着されるため稲への吸収が少ない。)

・土壌のカリウム含有量が県平均の3分の1程度だった。(カリウムが多く含まれていると性質の似ているセシウムの植物への吸収が減る。)

・中干しをしなかったため土壌の排水が悪かった。

・山に囲まれた田んぼで日照時間が少なかったため、根張りが浅くセシウムの多く含まれている地表近くに浅く根を張っていた。

以上の複合的要因により高濃度の汚染が見られたと考えられると説明していました。

なお繰り返しましがこの田んぼで作られた米は市場には出ませんから買うことは出来ません。


福島でも自分の食べる分は福島の米を食べても子供には食べさせない。今まで親戚や知人に送っていた米を買うのをやめたと言う人がたくさんいる。


私の叔父も桑折町で農家をしているが、すでに何件か例年購入してくれていた人からキャンセルが来ているそうだ。

私の家では叔父の作った新米を今日から食べはじめました。

広がる野生動物への汚染
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111029/dst11102922070011-n1.htm

人は放射性物質の検査をして、汚染の少ないものを食べる。
その分だけ影響は少ない。
野生動物は選べない。放射能に汚染されていても色もにおいも無いからそのまま食べる。
そのまま食べ続けたらどんな影響が出るか?
生物学者は興味あるところでしょうね。
放射能の影響は子供の方が受けやすい。
身体の小さいものの方が影響を受けるなら、
人よりも小動物のほうが影響が出るでしょう。
人よりも世代交代も早いし。
ではどんな生物が影響を受けやすいか?

生物濃縮が起こるとすれば、汚染物質のついた葉を食べている昆虫を主食にする鳥?特にそれを餌にして育つ幼鳥?
いや。それよりその幼鳥をえさにする猛禽類?
いやいや福島は3月だとまだ落葉樹の葉はまだ芽吹いていなかったから。
地面に落ちているとすると地表近くにいるミミズや昆虫を餌にしているモグラ?
・・・それより地表面を徘徊しているヒミズ?
いや。たまり水に卵を産んでるかえるでは?

・・・とはいえ。野生生物は生存に不適な影響を受けていれば生存競争に負けて成長できなくなる場合が多い。
チェルノブイリの事故のあと羽の曲がったツバメがいたとか言う話もあったようだが。
だいたい奇形のヒナなら成鳥にまでなれないのがほとんどだろうし。
ヒナのうちに死んでしまえば基本的に人の目には触れない。
生物が大量発生すれば話題になるけど、少なくなったと言うのはよっぽど気にしていない限りわからない。
モグラが減ったとしても。農家が喜ぶくらいでそうそう話題になるとも思えないし・・・。
今のところ福島市周辺では生物の放射能による健康への影響は見られない。
猪などから放射性セシウムが検出されたとしても外見から健康被害が見られるわけではない。
今年野うさぎは大量発生していたが。これは昨年木の実などが豊作だった影響らしい。(木の実と言ってもどんぐりなどの堅果ではなく、ベリーなどの液果ね。)
これから長い時間をかけて生物への影響も研究されていくことだろう。
炭鉱のカナリヤのように。野生生物の影響を見ながら人の健康被害への対策をたてるのだろうか。