昨年12月4日福島市小鳥の森の1回目の除染にボランティアで参加しました。
福島市小鳥の森ホームページ
http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%CA%A1%C5%E7%BB%D4%BE%AE%C4%BB%A4%CE%BF%B9&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=&tblattr=1
この日の参加者は約50名。
小鳥の森で定期的に開催している森林ボランティア関係の人が半数以上。
福島市の方も3名ほど参加。
(小鳥の森は福島市の施設。
運営は指定管理者制度で現時点では日本野鳥の会)
私は15年ほど前から小鳥の森に遊びに行く常連なので、
個人的に連絡が来ました。
50代から60代が中心。
男性が多い。
福島市小鳥の森 環境放射能測定値(12月)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1920/2011/12/1920_1207.pdf
除染の前に小鳥の森の除染について福大の黒沢高秀先生から、
資料をいただきました。
以下に一部を掲載します。
福島の放射性物質
3月15日の雨で降下。土、屋根、壁、木などの表面に付着。
現在あるのは大部分セシウム134と147。
大部分は粘土や有機物に吸着。
植物はあまり吸収しない。吸収よりも付着由来。
屋内の放射線は窓(木造の場合は壁も)を通して地面から、および屋根から。
小鳥の森の放射性物質(γ線、Bq/Kb)
(2011年11月。簡易測定なので大まかな数字)
(以下順番にセシウム137、セシウム134、カリウム40自然由来)
腐葉土 3691,2987,2743
竹の落ち葉 5673,4553,2265
竹の生葉 検出限界以下,79,366
アカマツの今年の落ち葉 557,448,340
コナラなどの今年の落ち葉 49,43,7
(今年=2011年)
腐葉土(去年以前の落ち葉)やコケ、地面表面
>>幹、枝や常緑樹の葉
>>今年の落葉樹の葉
小鳥の森の空中放射線量(γ線、高さ1m、2011年11月)
屋外の放射線量 ネイチャーセンター前
道路中央1.599μSv/hr
道路山側2.698μSv/hr (周辺の放射大)
屋内の放射線量センター1階
中央0.171
テーブル付近0.355
北窓際(双眼鏡)0.583
南窓際(ストーブ)0.489
東窓側(研修室)0.701
センター2階
中央0.160(屋根から放射線小)
今日(2011.12.4)の除染の考え方
・利用人数×平均利用時間が高い所(被ばくの総量や平均値を下げる)
・放射線の飛び方(まっすぐ)飛距離(100m程度)
・労力、手間、時間。ボランティアでできる範囲。
・処理も重要。除染ではなく移染
(人の浴びないところに移動し、管理しやすい形で保管。)
→人通りが多いところや、センターのγ線源を除染
昨年以前の落ち葉、側溝などにたまった土が目的
(今年(2011年)の落ち葉は昨年以前の落ち葉をとるために一緒に取る)
落ち葉、腐葉土はあぶくまクリーンセンターへ
(灰や粉塵は市が保管)。土は中間処理施設ができるまで管理。
感想。
福島市周辺は2011.3.11時点でまだ落葉樹の芽吹きが始まっていなかったため、落葉樹では放射能汚染物質の大部分が地面に積もっていた落ち葉の上に降りました。
一方で竹林では葉があったため汚染された葉が初夏に落ち葉になりました。
(汚染されたからではなく、竹は初夏に落葉します。)
そのため2011.12月時点の小鳥の森ビジターセンター周辺の落葉樹林では、
夏を越えて腐葉土になった上にあまり汚染されていない落ち葉が積もっていました。
この日の除染はビジターセンター周辺の道路わきの側溝の土を集める。
周辺のアスファルト道路に積もった落ち葉を下の腐葉土とともにかきとる。
ビジターセンターに面した山際の落ち葉を腐葉土とともにかきとる。
ビジターセンター前のコンクリート面を水をかけながらブラシで流す。
以上の作業を50人で分担し、午前と午後計4時間程度かけて行いました。
実際の作業は道路上の落ち葉は乾いているものの落ち葉をいくらとってもあまり効果がないのは資料からもわかっているので、できるだけ腐葉土をまとめてとるようにするのが大変。
土の上の落ち葉は湿っていて重く、腐葉土をかきとるのも難しい。
集めた落ち葉と腐葉土は70Lのポリ袋に集めて200袋以上。
軽トラック3台分。
集めた落ち葉を軽トラックの上に載せて放射線量を計ると約5μSv/hr。
人工的にホットスポットを作ることに成功!?
それで下がった放射線量はビジターセンター前(屋外)で約0.4μSv/hr。
約2割減。
ただこれで安心して子供たちに来て。って言えるレベルでないことは確か。
一見無駄な努力のような気もするけど。
ビジターセンターのスタッフの方の話では、
ボランティアが除染したって事実が行政を動かすには必要だそうで。
除染ボランティアは無駄ではないそうです。
集めた落ち葉はあぶくまクリーンセンターで焼却処理。
処分料は当初小鳥の森が負担するのか?って言っていたけど。
あとで福島市から補助が出たそうで。約5万円かかったそうです。
この日はビジターセンター周辺の除染(移染)でしたが、
下の炭焼き小屋周辺の竹林の落ち葉を、次に葉が落ちてくる初夏までにどれだけ集められるか。現在の竹の落ち葉が汚染されているのがわかっているので筍が出る前にできるだけ終わらせたいところ。
継続して除染ボランティアを行う必要があります。