天使になった | Rieco オフィシャルブログ powered by Ameba

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今日またビルの隙間の空に天使さんを見つけました。
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今日、移動中に電車で大きな人身事故があったらしく、全線動かなくなってしまって
しばらく動くまで電車の中で待っていました。

人身事故、と言葉を聞くだけで頭の中が一瞬すべて停止してしまって
なんとも言えない悲しさがこみ上げてくるのですが。。。

電車の中で、あちこちから聞こえてくるみんなの声。

「また~~?勘弁してよ」

「飛び込むなら別のところでしろよなー。」

「バイト遅れるじゃん!早く片付けて」


みんなのこの会話を聞いて

ああ、これも東京なんだな。。。。

と、ものすごい違和感を感じながら

でも東京のこの感覚に絶対に染まりたくない、

と、心の中がざわざわとしていました。



もちろん、自分の命を自ら絶つことは一番大きな過ちだと思う。
(今回の事故の詳細はわかりませんが)
そのせいで、色んなもの、人に迷惑をかけるのももちろんよくないことだと思うけれど

それが一生懸命働いてもなかなかうまくいかなくて悩んでいた自分の親だったら?
いじめられて打ち明けられずに苦しんでいた友達だったら?
精神的にちょっと弱っていた恋人だったら?
。。。。

いってらっしゃい、の朝の言葉のまま
もう二度と帰ってこない人になった現実を突きつけられている、その人を大切に思っていた誰かが今この瞬間にいる。

「早く片付けて」

「またか。笑えるな」

なんて言葉は絶対に口に出せない。

すぐ近くにいる、救いを求めている誰かをそのままにして知らない顔してる私たち、
この街がそれを毎日のように生んでいるのも事実。

そこに生き残れないやつなんて死んで当然

なんて言いたくない。

私も絶望感を何度も味わったから
すべてを終わりにできたらなんて楽だろうという気持ち、きっと誰もがほんの少しでも一度はもったことあるはず。

そこに誰かいてくれたら
その気持ちに気付いてあげれたら
そばにいたり、声をかけてあげれたなら

その人間としての”愛情”は自分が死ぬまでもっていたい。

そして電車を降りた空にこの天使さんが浮かんでいたんです。

今日は、東京の街が少しいつもと違ってみえた、
そんな日でした。









※明日の王様のブランチは1時間拡大SPですので
エンディングで流れている「信じて」も一時間遅い時間に流れます。