【映画】アウトレイジ アウトレイジビヨンド 感想 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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いきなり『役者ビートたけし』とか言い出したのはあれですよ、アウトレイジ観たからです。たんじゅん!

 

 

いやべつにいいんだけど、ビートたけしがダメってわけじゃないんだけど。

アウトレイジはビートたけし必須じゃないよね、って思って。ラストらへん『塀の中の懲りない面々』思い出したけどあの映画には出てなかったっけ?ああそれあべじょうじか。いや違うわ、あべじょうじは原作であべ役は藤竜也。あべじょうじはTVタックルによく出演してたんだっけ。前衛芸術家のクマさんもいたよね。ゲージツ家。篠原勝之。

 

『アウトレイジ』(2010年 北野武監督)と『アウトレイジビヨンド』(2012年 北野武監督)

ここ最近続けざまに視聴いたしました。なんだか映画づいてますね。偏ってますけどね。

最終章は観てないです。

 

 

  アウトレイジ

 

全員悪人

キャッチコピーがイイですよね。

ピカレスクものってわかりやすい。

21世紀なのに任侠映画っていう時代遅れ感がたまりません。任侠という幻影への鎮魂歌と書いてレクイエム。任侠好きの北野武が贈る壮大なオーケストラです。そんな香りがします。聴こえますかウヴォーキンさん。

 

無印アウトレイジの主人公は椎名桔平演じる水野です。

嘘です。

嘘だけどみんな水野に夢中になったでしょ?そうでしょ?

立哨警官イジる水野の畜生笑顔最高だったよね。

もちろんキタノ監督のサービスショット(刺青師に向けて≠セクシーシーン)も最高でしたが!最高中の最高でしたが!!ゴージャス刺青入れてくれてありがとう水野。あの刺青がなければあのシーンがなかったかと思うと刺青が殊勲といえましょう。ねっとりしてましたねぇ。ゆっくりねっとり椎名桔平。あのシーンについて熱弁しすぎ。

でもあのシーンよりもヤクザ笑顔の椎名桔平の方がセクシーだったという。水野の笑顔は凶悪でした。どっちの意味でも。

 

 

偉いさん方がカワイソウで可愛かったですね。

國村隼演じる池元、石橋蓮司演じる村瀬は情けなくてかわいかった。

キタノ映画ってバイオレンスにコミカルが混ざってるからグロテスクでスプラッタな描写が多くても楽しく観られるんだと思う。匙加減が絶妙で気持ちいい。

 

 

悪人だなんて意外!な役だったのは三浦友和と北村総一朗。

いい人ぽいイメージだから、お、おお…ってなったよね。

北村総一朗演じる関内組長のどすのきいた啖呵が怖いのなんのって。大きい声で怒鳴り散らすんじゃないところがさすが組長。威厳を感じた。スリーアミーゴスだったのに。

その点副組長の加藤(三浦友和)はちょっと小物ぽかった。関内に雑に扱われてむぎぎ…ってなったり。テンプレ明智光秀なね。下剋上よね。

 

 

小日向文世はとっても小日向文世。

中野英雄もとっても中野英雄。

期待した通りの小日向文世と中野英雄でした。

 

 

 

 

  アウトレイジビヨンド

 

アウトレイジビヨンドの主役は誰でしょう?

水野(椎名桔平)がいなくてさみしいビヨンド。何を楽しみにしたらいいのか。

 

んー…

 

中尾彬かな?中尾彬演じる富田のイジメられっぷりが可愛い。

お偉いさんなのにカワイソウで可愛いシリーズです。

中尾彬といえば以前バラエティー番組に江守徹といっしょによく出演していました。江守徹。渋い演技。朗読やナレーションの声がかっこよかった。

 

無印で有能感溢れるスーパーサブっぷりを発揮していた石原(加瀬亮)が出世した途端にチンピラぽくなってしまったのは無常を感じますね。出世した三浦友和(加藤)もだけど、良い椅子は座り心地が悪そうです。器じゃないってことなんでしょうねぇ。めんどくさい上司の下で輝くタイプ。追う立場は前を向いていれば良いけど、追われる立場は背中がヒヤリとするから落ち着かない。かっこわるい役をしっかりかっこわるく演じていて、そこが素晴らしい。

 

 

関西花菱会のお偉いさん西野(西田敏行)はさすがの安定感。しっかりと重鎮。布施(神山繁)を支えつつ、いつトップに立っても揺るがなさそう。

 

気の毒なのは松重豊。ちゃんと刑事を演じているのに見え隠れするゴローさん。孤独のグルメが長寿番組すぎて当たり役すぎて他の役に侵食しております。無言で立ち竦んでいるだけで「腹が…減った」というあのフレーズが空耳するのです。ぜんぜん違う作品なのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








 


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