仕事をする上で一番大切なこと | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

昨年末、社内報でタイトルの一言アンケートがあり、
みんなそれぞれ考えて、一言で回答したわけだが、
こないだ配布された完成版を見たら、
あなたの好きな言葉はなんですか、みたいなのと
ほとんど同義なんだなーとおもしろかった。

誠心誠意、こだわり、協調性、迅速(スピード)…

ということは、みんな、少なからず、
このことにまつわる苦い経験があって、
「社会人はこれだけは外しちゃだめなんだ」
と、痛い目に遭ったり、
またはあわされたりして、学習した成果である。

私はというと、いたってシンプルで、「約束は守る」。
長年経験してきて、本当にこれだけだと思っている。

もちろん、単純に、「はい」と答えたことは、
期限も内容もすべて死守するという意味だが、
そーは問屋がおろし大根なことも、多々あるわけで、

そうなったとき、「できます」と一度言ったものを、
さていったいどうするか、である。
自ら前言を撤回するわけだから、新卒ちゃんならまだしも、
いー年こいてきて、何度もこれをやるのは、
さすがにちょっといかがなものか、ということになる。

「約束は守る」ということを守るには、
実はいろんな力や工夫が必要となる。

約束を守るには、まず、
自分の力を正確に知っていなければならない。
これからすることの質と期限を守れるか、
「はい」と答えるには、それなりの根拠が必要になる。

蓄積された経験で、これから起きることを類推し、
周囲に、上司に、何をどう期待されているか、
パッと見て聞いて判断して、その返答に責任を持つ。
その積み重ねが信頼関係をつくる。
自分と周囲もそうだし、自分と自分の信頼もそうだ。

そして、
安請け合いは言うまでもないことだが、
微妙ギリギリも含めて、できない約束はしない。
(できるかどうかわからないけどやってみます、
とかは、新卒以外は通用しないと思うww)

もちろん、社会人は、社長でもない限り、
「できません」とはキホン答えないものだから、
選択肢はほとんど「できます」、Yesにはなるのだけど、

依頼や命令、指示に対し、「できません」と言わず、
かつ、できない約束はしないとなると、
「これならできます」と代案や前提を、
考え出して自己申告することが、必要になってくる。
そして、
その条件をふくんでの「できます」であることを、
相手にちゃんと伝えて、了解を得なければならない。

それをしないで、「できます」とだけ返事をしたら、
期日になって、フタを開けたら、できてない。
あれがどうだったからできませんでした。
えー、できるって言っといてそりゃーねーだろー

やると言ったのにできない、
行くと言ったのに行けない、
約束しておいてできなかった理由は、
聞いている方からしたら、すべて言い訳だ。
だったら初めから約束スンナヨと思ってしまう。

だって無理なこともあるでしょう、
自分以外の理由のときもあるでしょう、
と言われれば、そりゃあるよ。
たとえば、至急の案件がねじ込まれたとか。

けど、それはそのとき、
上司に報告して相談すればいいことなんじゃ?
「ピンチです。指示(許可、採決)してください」
と言って、約束守る片棒かつがせればいいんでは?

上司は、よほどバカでない限り、
優先順位を示してくれるかなんかしてくれる。
まあどっちも大事で、かつ自分がやるのが一番早きゃ、
残業してでも土日返上してでも、両方終わらせるしかないけどw

「約束を守る」ということさえ芯にしっかりもっとけば、
そのために今、何をすべきか、という具体的行動は、
そこから派生して、すみずみまでを統御する。

約束に対してルーズな人、
まあなんとかなるだろうという過信とか、
あとで謝ればいいやという甘えとか、
できないことをさせられたからという正当化とか、
そういう考え方は、口に出さなくてもはっきり伝わる。
そして周りは、そういうところをしっかり見ている。

ヒトクセあるけど約束は守る人と、
明るくて楽しいけど常習の約束破りと、
どっちと仕事したいかと言われれば、私は迷わず前者を選ぶ。
そして、周りにも、私を選んでもらいたい。

でも、こんなことがわかるようになったのは、
つい最近のことだ。仕事を始めたばかりのときは、
やる気元気根気、みたいなこと言ってた気がw
もう5年10年働いたら、また変わるんだろうか。

東京は雪。雪。雪。
見ていて飽きない。雪。
白い白い。テンションあがるー