「天国目当ての手紙Ⅲ-51」
●昨夜は旧友のテラ君から電話がありました。
高校時代を過ごしたクラスメートで、彼は県庁マンで無事の公務終了し、山里で奥さんと二人くらしです。高校生の頃はわが家で泊まって、しっかりお勉強していた仲間の一人です。お勉強もつい飲み過ぎて眠りこけた楽しい時間です。彼の家の近所には有名な金栗四三の生家があります。NHK大河ドラマ「韋駄天」の放送の折は生家が保存されて、その集落の区長になっていました。生家の館長として頑張って、訪問客の案内をしていました。すっかりブームは過ぎましたが今も続けている様です。
「今夜は母ちゃんが大阪の息子のところへ出かけて一人よー。」
「あんた酒を飲んどるねー」はしゃいだ声です。
彼は昨年に筍を持ってきたとき、眼の治療施術で糖尿発覚で断酒をしていました。しかし電話の声はアルコールの匂いがします。
「今日は雨が一日中降って、母ちゃんが居ないので5時ごろに風呂に入って焼酎ば一杯飲んだら、美味くなって三杯のんでしもうた。あんたの手紙を思い出して電話した」やはり飲んでいた。
「あんたの家に泊まってお母さんに、夕飯に朝ごはん、弁当まで作ってもらったことが有難たくて、いまも思い出すバイ!!あんたからの手紙は『いきてるなー』と確認出来るよー」
ほろ酔いの彼の昔はなしと、近況報告は続きます。
「そいでなー、近所の60歳になったばかりがコロナ感染して僅か4日で逝ってしもうた。あんたはしぶとかバイ!!4-5日前は中学時代の同級生だと尋ねて来たけど、60年前の名前も顔だちも思い出せん。あんたとの3年間はちぉゃんと覚えているばってん、とうとう思いだせんだった」スマホを耳に当てながら頷きます。彼との懐かしい話は続きます。
「あんたの手紙は待ってるよー!!返事は書かなくても電話する」
「母ちゃんの留守に飲み過ぎるなよー!!」
ウナギが一匹釣れた―!!
●昨夜来の雨降りは今朝まで続きます。
雨上がりちょっと水かさが上がってます。
徒歩一分の釣り場に竿を並べます。
釣り針にミミズをつけるのがなかなか大変です。これもリハビリ、焦らずやり遂げます。
ミミズは畑の枯れ草を積んだところに居ます。ミミズ探しも徒歩一分です。
陽ざしはなくても気温上昇、次第に体温上昇で発汗なくて、顔が火照ってきます。
ウキが妙な動きをしています。
釣れたぞーーーーー
この一匹で、釣れるのはフナ、釣り収竿。
フナは水路に返します。
散歩は花畑の撮影でリハビリとしました。
無事の一日に感謝デス
拙文お読みいただき感謝します
誤字脱字にはご容赦ください