圧迫骨折
●散歩道の田んぼで稲の苗代を管理するイサオ君に会います。種まき後の苗代の水管理は90歳近いお母さんの仕事でした。この頃は見かけないのでイサオ君に尋ねてみました。「母ちゃんは圧迫骨折で入院してます。もう圧迫骨折での入院は3回目になるとです。コメつくりはやめたかばってん、母ちゃんの止めようとせんもんで!!1町ぐらいじゃコメつくりは全くの赤字です。もうこの○○集落でコメ作ってるのは6戸で、みんな自分の家で食べるコメですばい・・・」
この間は最高齢(87歳)のコメつくりのセイギさんが風呂場で転んで、骨折入院中とイサオ君の情報です。
セイギさんの区長時代は会計事務を手伝って、集落の自治にお手伝いしました。一昨年に亡くなった93歳のサダム叔父さんあと集落で男性の最高齢者です。
イサオ君もいま68歳で来年は集落の区長の登板となったと話します。
年寄りになるって病気でならなくても、転んで圧迫骨折で、動けなることでもあります。(集落の区長とは自治会長のことです)
限界集落
●私の集落は、明治29年におおよそ40ヘクタール有明海干拓地です。祖父母の生まれた時代に集落の戸数は11戸。昭和16年から昭和23年の集落の水利組合記録を見ると、戸数は33戸の賦課金徴収です。戦後は農地改革で地主制度はなくなり分家が進みます。昭和の終わりに父が集落の区長の頃は90世帯と戸数が一番おおくなってました。
●私が10年前に区長のお手伝いをした時には76世帯でした。イサオ君は集落はもう63世帯になったと答えます。わずか10年でさらに13世帯の家族が、集落からいなくなりました。限界集落のカウントは進んでます
●ぼっんと一軒家、年寄りはおんなじ思いで見ているはずです。かってニュータウン、都市の団地と呼ばれた集合住宅も然りです。どんどん空き家は増えていきます。
そして消滅市町村も・・・・・
天気快晴
●海岸散歩道、よたよたと堤防に辿り着きます。腰を下ろして集落の空き家を数えます。広がる田んぼに祖父母に父や母、幼い私の原風景が浮かびます。たくさんの集落のお爺さん、お婆さん、おじさん、おばさん、にいちゃん,ねぇちゃん・・ミンナドヘイッタノデショウ・・・・・・
帰り道、トクヤマさんの畑にに咲いていたのは、アリウムの花だと彼女は教えました。アリウムはギリシャ語でニンニクのことと判明です。球根が高価だと言ってましたが、まさかトクヤマさんがそんな高額なものを咲かせているとは信じがたく調べてみました。うなずけたのはジャンボニンニクの花です。食べきれず畑の隅に埋めていて育って花を咲かせていました。アリウム=ニンニク!!
皆さんの回答をお待ちします。
縁側で朝のカチガラスのご挨拶です。
夕暮れに野菜の収穫です。
かくて晩御飯は、お蕎麦に・・・・
焼きナス、ナスとピーマンの焼きびたし
ミニトマトは頂きものです。
きゅうりの漬物です。
ご馳走様でした。
きょうも無事の一日、感謝です。
拙文お読みいただき感謝します
誤字脱字にはご容赦ください