眉村卓
●作家は余命一年宣告の妻へ、日々一編の物語を書きます。
毎日毎日、紡いだ物語をベッドの妻に読んで一日の終わりとします。物語は1778話、妻は余命半年から5年余を生き延びます。原稿用紙3枚以上、病床の妻に不快を与えない表現の自己規制をしています。妻が亡くなった日の1778話の結びは「また一緒に暮らしましょう」と最後の一文です。
退場覚書ノート
●眉村先生のような物語は紡げません。癌罹患から日々の備忘録として、「退場覚書ノート」を書いていました。ノートは14冊ほどになりました。今年になって手のしびれでペンが握れなくなり、「退場覚書ノート」はブログで紡ぐことになりました。
わたしも「また一緒に暮らしましょう」と書きたいですが・・
いやいや、彼女より先にはいきません。まだまだご厄介かけてしぶとく粘り強く生きるぞー・・・・
初夏
●昨日までの足の痛みと違い随分と和らいだことが、目覚めて確認です。天気快晴で散歩道の木々は濃い緑の様変わりです。すでに彼女は庭先の草むしりです。もうすっかり初夏です。
犬の理髪師
●ヨタヨタと辿り着いた海岸堤防でワンちゃんと、おはようのご挨拶です。ご主人は排水機場管理チームのナカガワ君です。いつもは奥さんとワンちゃんとの散歩です。奥さんは腰痛で安静で家で養生と聞きました。堤防にワンちゃんと腰を降ろして世間話です。ナカガワ君はポケットから小さなハサミを取り出し、ワンちゃんの散髪です。ワンちゃんも毛替えの時期で部屋中が抜け毛で散らばって掃除に大変といいます。
●気持ちいいのでしようか、大人しく理髪師のハサミは動いてます。刈り取られた毛が風に乗って飛んでいきます。
●遊水地には有害カメのアカミミガメが甲羅干し
●麦畑ではダイサギが動き出したカエルを狙ってます。
スズメがそれを見ています。
●ヒデキ君から初物のキンショウメロン、ミデイートマト、
トウモロコシを頂きました。感謝デス。
初物ずくし、また75日長生きします。
今夜は海鮮丼、トウモロコシがうまいぃぃぃ・・
今週は休薬で、ほっと一息がこれからの一週間です。
明日はどんな一日になるのかナー・・・・
拙文お読みいただき感謝します
誤字脱字にはご容赦ください