LP1枚1ヶ月で8,000人集客した
経営者・コンサルタントの黒子
マーケッター/コピーライター
今野富康です。
今回は、
「人的資本経営」についてお話ししたいと思います。
というのは、
ここ数ヶ月、採用に関するマーケティングの
ご相談をいただくことが急に増えたんですね。
2023年に義務化された
人的資本の情報開示により、
働く人材の価値向上が企業の価値向上に
直結するという考え方が注目されています。
価値向上と言っても、
いまいちピンとはきませんよね。
しかし、
採用の困難度がます中では
「ここで働くと自分の価値が高まりそう！」
と求職者にとっては企業を志望する
重要な要素になっているような気がします。
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人的資本経営とは？
人的資本経営とは、企業が従業員を
単なる労働力として見るのではなく、
その成長やスキル向上を支援し、
企業全体の価値を高める取り組みを指します。
「そんなの大企業だけでしょ？」
「うちはそんな大きな会社じゃないよ」
と感じる中小企業の経営者の方も
多いかもしれません。
しかし、この考え方は、
中小企業にとっても重要です。
従業員の成長は企業の競争力を高め、
長期的な成功に繋がるからです。
実態調査結果から見る人事部の課題
ラーニングイノベーション総合研究所が
実施した「人事部の実態調査」の結果が
興味深かったので紹介します。
調査は従業員数300名以下の企業
（以下、300名以下企業）と
301名以上の企業（以下、301名以上企業）に
分けて分析されました。
1. 人材育成・組織開発が最重要課題
300名以下企業では84.0％、
301名以上企業では95.1％の企業が
「人材育成・組織開発」を
重要な取り組みテーマと回答しました。
特に301名以上企業では、
昨年よりも割合が増加しており、
多くの企業がこのテーマに
注力していることがわかります。
2. 採用の課題
「採用」に関しても、300名以下企業は67.1％、
301名以上企業は72.5％が重要視しています。
これも、
301名以上企業では昨年よりも
増加している傾向が見られました。
ということは、
中小企業はますます採用が厳しくなる
ことを意味していますよね。
こうした現象を踏まえると、
中小企業こそ定着率の向上と
人材育成力の獲得が重要になっていると
言えるでしょう。
人材の獲得競争では、
どうしても規模の大きな会社に
分があります。
3. 経営との連動性
また、「経営との連動性の向上」については、
301名以上企業が300名以下企業よりも
12.7ポイント高くなりました。
特に大企業では人材戦略を
経営の一環として捉える傾向が
強いことが示されました。
昨年との比較
昨年の結果と比較すると、
300名以下企業では
「人材育成・組織開発」の割合が減少し、
「経営との連動性の向上」の割合が増加しています。
一方、301名以上企業では、
「人材育成・組織開発」や「採用」に
関する取り組みがより重視されるようになっています。
まとめ
「企業は人なり」とは
松下幸之助さんの言葉ですが、
裏を返せば「人がなければ企業もなし」
とも言えるかもしれません。
AIやIT技術によって、
「省力」化は進むのでしょうが、
AIやコンピュータに指示を与えるのも、
最終的に内容をチェックするのも、
顧客に提供するのも人間ですから
やはり企業は人ありきなのですね。
出典：ラーニングイノベーション総合研究所「人事部の実態調査（人事の課題編）」
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それでは、またお会いしましょう^^
Até breve, obrigado!
(アテ・ブレーベ・オブリガード）
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