リチャの妄想ブログ -626ページ目

第2話  誓②(中)

不明:「こんにちは。」
《↑栗木明人、登場》
不明=明人:「君達は沙見夜、弥砂君だねぇ。」

沙見夜、心の叫び:『誰?』  
弥砂、心の叫び:『なぜ俺達の名前を?』

沙見夜:「はい。あの…。」

明人:「すまない。紹介し忘れた。僕は栗木明人。
まぁ君達の従兄なんだけどねぇ。」
弥砂:「…。」
明人:「まぁ従兄と言っても、
知りも知らないと思うけど、君達の兄さんから
すれば彩好くんと同い年だょ。」

沙見夜:「兄さん達のことも知ってるんですか?」

明人:「従兄だし、知ってるょ。」

明人:「それに僕は君達兄弟に家族を
奪われてねぇ。恨む立場にあるんだ。」

沙見夜、弥砂は、ぞっとした。
明人:「大丈夫。君達は僕の殺人(シゴト)の
刺客(シカク)じゃないから大丈夫だょ。」

沙見夜、弥砂の心の叫び:
『はぁ~びっくりしたぁ。何なんだょ。
この人。』

沙見夜:「一体何が合ったんですか?
意味が解りません?」

明人:「フッ…まだ君達が幼い頃に
灼君を含む君達の兄さんが、
当時生きていた父の命令により、
僕らの家族を滅ぼすようにした、
それで僕は蛭に助けられた。
だけど、僕はきっと蛭に騙されたんだ。
当時僕は家族と仲が悪くって、
始め家族を失った時は、うれしいと思ったけど、
何日かたってみるとやっぱりねぇ…
寂しいて言うか、孤独感じたょ。本当に。」

明人:「まぁ君達に僕と同じ様に兄さん達を刺客に
しようか?…。そしたら僕の気持ちが分かるだろ?!
なんてねぇ。そうはしないって。フッ…。」

沙見夜、弥砂、さらにぞっとする。
『何なんだょ本当にまるで
蛭兄がいるがいるみたいだょ。』

沙見夜:「あの…えっと…。」

明人:「何?」

弥砂は小声で沙見夜に言った「沙見夜、
何か話してごまして逃げたほうがいいって。」

沙見夜「それはやばいだろ」
2人がこそこそ話していると

明人:「…実は僕の仲間にしようと
思って来たんだけど。」
《さっきとは違って明人の厳しい表情が
急に優しくなった》

沙見夜、弥砂:『えっ?!』

明人:「君達を試してみたんだ。
その為に過去の話をしただけだょ。」


沙見夜、弥砂:「…よかった。」

明人:「じゃあ、僕はこれで、
また今度、逢おう。」

第2話  誓①(上)

登場人物(話言葉人に出でくる人もありで。)主人公
→蔵人沙見夜(クロウド サミヤ)<14>
(五・六男)弥砂(ヤサ)<14>←双子

長兄、蛭(ヒル)<23>
次男、散無(サム)<22>
三男、彩好(サイス)<20>
四男、灼(シャク)<18> 
瑠美羅(ルミラ)<16> 
栗木明人(クリキ アキヒト)<20>

第2話  誓
沙見夜が旅をして(家出して)2日目
沙見夜:「はぁ。何も食べてねぇ。
これからどうしたらぁ…。んっ?!」
弥砂:「よっ!沙見夜!」
沙見夜:「わ゛なんで!?、お前もか?!」
弥砂:「そうだけど。」
沙見夜:「なんでお前まで」
弥砂:「だってょ。俺やっぱ沙見夜がいないと
俺じゃないって、思ってさぁ。」
沙見夜:「あのさぁ兄さん達は俺を捕まえようとか
何も言わなかったわけ?!」
弥砂:「兄さん達は捕まえようとは
言わなかったんだょねぇ」
沙見夜:「まじかょ。」
弥砂:「兄さんがこんな事言うと
思わなかったんだけどさぁ。
沙見夜が居なくなってから…」

《ここで弥砂の喋っている過去シーン
(1日前の)に入る》

散無兄さん:
「兄上、沙見夜をどうなさるんですか。」

蛭兄さん:「ほとっけ。どうせ沙見夜は、
連れ戻しても、出て行くだろう。無駄だ。」

散無:「兄上…。」

蛭:「まぁどうせ…そのうち、
アイツも出て行くだろうし。」

その時、俺は蛭兄と少しだけ目が合ったんだ

《ここで沙見夜と弥砂のシーンに戻る》

弥砂:「で、その時に俺さぁ沙見夜みたいに
出て行こう。って決めてたから、
蛭兄って解ってるんだょなぁ。」

沙見夜:「そんな事よりさぁ…
俺たちはもう蛭兄達から解放された訳?」
弥砂:「たぶん。だと思うょ。」
沙見夜:「だよなぁ。」
沙見夜:「そうだ、お前に…これさぁ幼い時に
姉貴から貰った御守りなんだけどさぁ。
これはお前の分なんだけど。」
弥砂:「ありがとう。
これずっと俺に渡せなかったとか?」
沙見夜:「そう言うことだけど…。」

第1話 存在

登場人物




蔵人沙見夜(クロウド サミヤ)<15歳>


蔵人弥砂(クロウド ヤサ)<15歳>


↑双子↑










蔵人瑠美羅(クロウド ルミラ)<18歳>








第1話 存在 



主人公、蔵人沙見夜(クロウド サミヤ)<15歳>は

[沙見夜]:『やっと蔵人家(ココカラ)抜け出した。』

はぁはぁ










幼い頃からいた殺人家を遂に抜けることが出来たのである
彼はすでに今から旅を始めることを心から決めていた。






なぜならば、それは彼の過去にある


当時:沙見夜、弥砂5歳



[沙見夜]:「瑠美羅姉ぇ~ちゃぁん。どうちたの?」

[瑠美羅]:「ううん、どうもしてないょ。」


そんな幼い沙見夜は、姉、瑠美羅につききりだった

とても仲がよかった









沙見夜に対して弟、弥砂は兄さん達についていた

[弥砂]:「沙見夜いつまで、るみ姉さんに頼ってるの?」

[沙見夜]:「別にいいんやん」


[弥]:「おれたちは、いずれ兄さん達と殺人(シゴト) 

しなきゃいけないんだょ。分かってるの!?」
[沙]:「仕事?!ぁ、殺人(シゴト)かぁ…。」








この殺人家は珍しく殺人(シゴト)をしたくない者がいてもよかったのである
それを唯一認められていたのが瑠美羅であった

彼女は唯一の女の子であった為に殺人(シゴト)に興味はなかったのである
それに沙見夜、弥砂はまだ幼く、殺人(シゴト)が出来る歳ではなかった
幼い沙見夜は殺人(シゴト)をしていない姉、瑠美羅につききりだった






ある日、突然と瑠美羅は姿を消した








[沙見夜]:「お姉ちゃぁ~ん、どこ?どうしてぇ? 

・゜・(ノΔ`)・゜・・゜・(PДq)・゜・・゜・(PД`q)・゜・お姉ちゃぁん」
瑠美羅は蔵人家に耐えられなくなり、夜逃げしたのである。 

そんなことも知らない沙見夜はただ泣き叫ぶことしか出来なかった
数日後、仕方無く、沙見夜も一緒に兄貴達に 

殺人(シゴト)の行いを学ぶことになった
それから10年後の今、沙見夜は殺人家を遂に抜けることが出来たのである
これから沙見夜の壮大なる旅が始まるのである