第2話  誓②(中) | リチャの妄想ブログ

第2話  誓②(中)

不明:「こんにちは。」
《↑栗木明人、登場》
不明=明人:「君達は沙見夜、弥砂君だねぇ。」

沙見夜、心の叫び:『誰?』  
弥砂、心の叫び:『なぜ俺達の名前を?』

沙見夜:「はい。あの…。」

明人:「すまない。紹介し忘れた。僕は栗木明人。
まぁ君達の従兄なんだけどねぇ。」
弥砂:「…。」
明人:「まぁ従兄と言っても、
知りも知らないと思うけど、君達の兄さんから
すれば彩好くんと同い年だょ。」

沙見夜:「兄さん達のことも知ってるんですか?」

明人:「従兄だし、知ってるょ。」

明人:「それに僕は君達兄弟に家族を
奪われてねぇ。恨む立場にあるんだ。」

沙見夜、弥砂は、ぞっとした。
明人:「大丈夫。君達は僕の殺人(シゴト)の
刺客(シカク)じゃないから大丈夫だょ。」

沙見夜、弥砂の心の叫び:
『はぁ~びっくりしたぁ。何なんだょ。
この人。』

沙見夜:「一体何が合ったんですか?
意味が解りません?」

明人:「フッ…まだ君達が幼い頃に
灼君を含む君達の兄さんが、
当時生きていた父の命令により、
僕らの家族を滅ぼすようにした、
それで僕は蛭に助けられた。
だけど、僕はきっと蛭に騙されたんだ。
当時僕は家族と仲が悪くって、
始め家族を失った時は、うれしいと思ったけど、
何日かたってみるとやっぱりねぇ…
寂しいて言うか、孤独感じたょ。本当に。」

明人:「まぁ君達に僕と同じ様に兄さん達を刺客に
しようか?…。そしたら僕の気持ちが分かるだろ?!
なんてねぇ。そうはしないって。フッ…。」

沙見夜、弥砂、さらにぞっとする。
『何なんだょ本当にまるで
蛭兄がいるがいるみたいだょ。』

沙見夜:「あの…えっと…。」

明人:「何?」

弥砂は小声で沙見夜に言った「沙見夜、
何か話してごまして逃げたほうがいいって。」

沙見夜「それはやばいだろ」
2人がこそこそ話していると

明人:「…実は僕の仲間にしようと
思って来たんだけど。」
《さっきとは違って明人の厳しい表情が
急に優しくなった》

沙見夜、弥砂:『えっ?!』

明人:「君達を試してみたんだ。
その為に過去の話をしただけだょ。」


沙見夜、弥砂:「…よかった。」

明人:「じゃあ、僕はこれで、
また今度、逢おう。」