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残していきたいものと残っていくもの

先週末からの3連休の中、
外苑前で行われていた東京デザイナーズウィークと
千葉県の佐原に行ってきました。

気持ち良く晴れた日中、どちらものんびりと満喫。

前者の東京デザイナーズウィークは
以前(確か一昨年)に訪れた時よりも
規模は縮小していた様な気がします。

プロダクトデザインを中心とした
多くのデザイナーと企業が提案する
商品やスペースの数々。

なかなか興味深い作品や
時代を反映した環境に優しいアイデアなど
沢山の提案が展示されていました。



一方、千葉の佐原は、タイムスリップしたかの様な
昔の建物を上手く残して作られた町並み。

真ん中に流れている、かつては物を運搬したりするのに
活躍していたと思われる小野川の舟から眺める町並みは
なんとも情緒溢れる、とても落ち着く風景でした。




前者のイベントと、後者の町並み。
とても正反対な気がして、興味深いものでした。

前者は今の物が溢れている混沌とした時代の中で
もっと気持ちを豊かにしてくれるものはないか、
それを模索しているデザイナーや企業の思いを実感。

もうこの世の中にないものなんて作れないのでは?と
思ってしまうほど、沢山の物達に囲まれた僕たちに
新しい感覚や意味を提案しようとしている気がしました。

後者の町並みは、新しいものを求め続けている現代に
「こんな良いものを失ってまで、まだ新しいものが欲しいの?」
と問いかけている様な気さえしました。

ずっと残していきたいものと、新しく生まれる物の中から
本当の存在価値をもって残っていくもの。

何を残していきたいか、
そしてこれからも残っていくものを作っていけるのか。

物を作る仕事に携わっている僕にとっても
非常に考えさせられた2日間の経験でした。


グローバル?

お客様からいただくお仕事の中に
「海外向け」のお仕事があります。

日本の企業様が海外へ向けて作る
パンフレット等です。

それは英語表記のものがあったり、
海外の日本企業へ向けてのものがあったり様々。

英語表記だとなんとなく格好良く見えるから不思議です。
文字をピクトとかマークのような記号に見立てられるからでしょうか?
日本語は母国語であるので
読みやすさや文字のデザインの複雑さで
理解してしまうからの様な気もします。

英語表記のものは難しい部分もあります。
文字送りや文節によっての行替え、
さらには単語のスペル間違いなど
こちらで完全な間違いであると指摘しにくい部分が
多いのです。

語学力のなさを痛感している日々です。

リアドデザインは現状グローバルに
活動している訳ではないのですが、
海外のデザインをみると、とてもゆったりと
そして楽しんでいる様子が浮かんでくるものが多い気がします。

僕らが日々携わる仕事においても
そんな風に楽しさが伝わっていくような
提案をしていきたいものです。

そしていつか、海外からのお仕事も…

これは少し先の話になりそうですが…シラー





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おくるひと、おくられるひと

先日遅ればせながら、
映画「おくりびと」を見てきました。

納棺士なる仕事を知ったのはこの映画のおかげです。

第三者から見ると死にまつわるお仕事といったら
ましてや亡くなった方を葬ることに携わる仕事は
とても複雑な感覚をもたれてしまう仕事だと思います。

実際映画の中でもそんなシーンがありました。

僕は、この映画を見て
納棺士というお仕事はとても気高く、
そしてとても大切な仕事だと感じました。

自分の死後、自分の身体の扱われ方なんてことまで
考えたことがありませんでしたが、
あんな風に大切に葬ってもらえたら
とても幸せな人生の幕の引き方ですね。

既に経験している身近な人の死について、
特に僕はまだ健在の両親や兄弟など
身の回りにいる大切な人とこれから迎える別れについて
深く考えさせられたひとときでした。




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