ムー大陸?! | ryujiの気ままなブログ

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福徳岡ノ場で噴火が起こったと夏の報道にありました。8月13日の出来事だったようです。洋上に出現した新島の構成物は軽石らしく 新島は波に侵食されて無くなってしまうと予想されました。それであまり興味はありませんでした。しかしその後、噴火で産出された軽石が大東島や沖縄本島に到達したというニュースに触れたときはすこし驚きました。沖縄本島と福徳岡ノ場の距離はおよそ1,300km。噴火から約2カ月をかけて沖縄本島に到達したことになります。沖縄沖から八丈島沖に向かって黒潮が流れているハズです。その黒潮を東から西に横断するかたちで軽石は一日20㎞の速度で移動したことになります。なんかおかしいと不思議に思ったからでした。

 

その後のニュースで硫黄島が隆起していることを知りました。硫黄島には滞在したことがあり硫黄島の空間認識を体験でもっています。そして、噴火は福徳岡ノ場という一点で起こったばかりでなく硫黄島の隆起とも関係していると気づいたとき 雄大な造山運動を目の当たりにした思いであらためて驚きました。

 

それでは その驚きを実況中継のごとく描写しましょう。

 

三角錐のような形をした島が南硫黄島です。硫黄島から60㎞くらい南に離れています。近くの小さな平べったい島が新島です。その辺りは福徳岡ノ場と呼ばれている海域で水深40mくらいだそうです。すなわち良い漁場だと推定されます。

硫黄島には摺鉢山と呼ばれる小山があり、硫黄島には大木がないので摺鉢山の頂上に立つと全島を眼前に眺めることができます。実際頂上に立って眺めました。ちなみに硫黄島の滑走路では航空自衛隊のF15がひっきりなしに飛び立ち訓練を行っています。

硫黄島では地面から水蒸気が噴き出している場所があり、実際にそこでは地面が熱いことを手を当てて体験しました。

米軍が海に沈めたと言われる破断している船は10年ほど前に見たときにはほとんどが船体を波に洗われている状態にありました。写真では陸地に変わっていることが見て取れますので確かに辺りは隆起したのでしょう。ちなみに船の外壁や隔壁は鉄筋コンクリートでできていて輸送船として使われたのでしょうか。鉄筋コンクリート製の船体なんて初めて見ました。

 

海に沈んだムー大陸ほどの巨大さではないにしろ 広大な領域の陸地が出現することだって不思議でないと思え、SF小説のような想像をするのでした。