wa wo
仮名文字の「ワ」と「オ」が対応します。
ローマ字の役割は日本語をラテン文字に置き換えることですが、ここに混乱のもとがあります。
英語のスペルと発音のいい加減さがわかる単語を列記します。
walk →「オ」の発音 / wɔːk / 「歩く」
work →「ワ」の発音 / wəːrk / 「働く」
warm →「オ」の発音 / wɔ́ːrm / 「暖かい」
worm →「ワ」の発音 / wəːrm / 「イモ虫」
日本語ローマ字読みとは反対のことが起こっていて面白いです。スペイン語などではスペルと発音の間でこんなことはおこりません。
さらに面白い事例を挙げます。water(水)を何と発音しますか。日本人の耳にはどう聞こえるかという問いでもあります。
water ワーター、ウォーター
どちらでしょうか?
英語圏の人々にとって国や地域によりどちらかになるようで、なのでどちらも有りが正解のようです。
ヘレン・ケラーの人生を描いた映画で ヘレン・ケラーが「水」を認識したときwater waterと大声で喜び叫ぶ感動の場面がありますが 私にはワーターとウォーターの中間音のように聞こえました。
ジョン・万次郎は英語を伝授するための書き物を残しています。彼は彼に聞こえた発音をカタカナで書き表していますが、water にはワーラーとルビを振っていたように覚えていますが私の記憶違いかもしれません。
water をワーラーと発音して意外と通じてしまうかもしれません。ワーラーと外国人ぽく発音してみるとwaterという文字が頭に浮かぶので不思議です。ちなみにグーグル翻訳でwaterの発音を聞いてみると ワーダー/wôdər/と言っているように聞こえます。 ワーターとも聞こえます。そんなわけで私にはよくわかりません(ーー;
私の個人的な体験を書くと、最近は金欠で外国に出かけることはできなくなりましたが、仕事でアメリカへの一人旅を何度かしました。一人旅で面倒くさいのはどこで夕食をとるかという問題です。1,2日の旅ならスナック菓子を買い込んでホテルで食べて済ませてしまうこともできますが、1週間ともなればそれではすみません。行楽ではなく仕事で行っているので体力が落ちて勤務に差しさわりが出ます。ファミレス(ファミリーレストラン)を見つけるとホッとします。清潔だし、価格は手ごろで量は多いし、チップはいらないし、店のシステムは日本と同じなので安心して入店できます。ところで一回くらいは美味しい料理を食べて帰国したいものです。ディナーを提供すようなお店では入店する前から緊張します。メニューは文字ばかりで写真が添えられてないのでどんな料理か見当がつきません。ちょっと気取ったスタッフが恭しく各テーブルを立ち回っているので、キチンとした言葉づかいをしないとさげすまされるような気になります。
ここで water pleaseとたのむとしてどんな発音がよいでしょうか。こういうお店ではwaterを正しく発音しないと相手に伝わりません。相手に伝わらなくて東洋人特有の笑いを顔に浮かべると怪訝そうな顔をされてしまいます。肝っ玉の小さい男は長生きできそうもありません。
安土桃山時代。西暦1590年前後のころです。織田信長や豊臣秀吉が活躍していた頃です。ヨーロッパでは科学者のアイザック・ニュートンがしばらく経ってから生まれたころです。
そのころの日本人がどんな発音で会話をしていたか。資料が残っています。現代のボイスレコーダーのように会話状況のわかる資料で貴重です。日葡辞典とよばれていて、キリスト教宣教師が布教のために作成した辞典です。それによると、当時の日本人は「を」と「お」を区別して使っていました。