記録的大雨が九州を中心につづいていますが、気象予報は一昔前と比較すると格段に進歩した。それに比べてコロナ禍の対応は発生から１年半が経過したのに一向に前進していない。
・菅首相は有能なブレインを持っていないのだろう。疲れてしまったのか尾身会長に丸投げ任せっきりのように見える。尾身会長は感染症の専門家という立場を堅持しなければならない。アクションプラン(行動計画) を示せない政府に不満がたまっているのかもしれない。
・厚労省がコロナ発生の時点から無能な姿をさらけ出している。本来は厚労省が司令塔となるべきでしょう。当時の加藤勝信大臣、現在の田村憲久大臣ともに先見の明があったと言われるアクションプランを提示できているだろうか。
・政権中枢でも厚労省の弱点がわかっていたからこそ西村康稔経済再生担当大臣をコロナ対応の責任者に置いたのだと思う。船頭が二人立つことによる批判は受けて立つつもりだったのでしょう。西村大臣は典型的な秀才。有事の際には前例踏襲の役人気質を打破することも必要なのに官僚思考から脱却できていない。ワクチン承認の遅れなどは良い例です。
・医療関係者の中での感染症専門家はほんのわずかなのだそうです。マーズ、サーズの時に得た教訓がまったく顧みられなかった。
・ワクチンを打つと死ぬという情報がもっともらしくSNSでは飛び交っています。国民のいら立ちが募っているのでしょう。
コロナ拡大に再び見舞われて暗澹たる気持ちになりました。
