4ヶ月の長きに渡って連載してきました

ロシア関連のお話もいよいよ最後の

ご挨拶で終わりを迎えることになりました。

掲載が不定期でずいぶんと間隔が空くこと

もありましたが、ご愛読いただき誠に

ありがとうございました。2001年2月末

に帰国してから、はや11年が過ぎました。

今回のブログを書くに当たって、今までの

歩みを振り返ってみましたが、思えば遠くに

来たもんだという感じがしました。ロシアで

お世話になった人たちに報いるために、

誤解されがちなロシアの本当の姿を日本の

人たちに知らせたい。そのために自分の

経験してきたことをできる限り本物を

見せながら伝えたい。私の場合は、これから

世界を舞台に羽ばたこうとしている中高生が、

その対象として毎日目の前にいる。

それを生かさない手はない。そんな思いで、

毎年カード交換をはじめとするさまざまな

活動を行ってきました。カード交換

については、ブログのコメントで

ぜひ1万人を目指して頑張 ってください

という温かい激励もいただきましたので、

ライフワークとして今後も取り組んで

いきたいと思っています。


自分が異国で受けた親切を、立場を変えて

日本に来ている外国人に返したい。

私はいつもこんな思いを胸に生活しています。

若い時期に異国での生活を体験し、

さまざまな苦労に遭遇し、それを自力

もしくは周囲の手助けで乗り越え

大きくなってほしい。そして帰国後は

その時の恩を逆の立場で困っている人たちに

返してあげてほしい。早い時期に体験できれば

残りの人生で多くの人に役立てることになる。

最終的には国籍は違っても、日常使用言語が

違っても、幸せな家庭、平和な社会、

豊かな世界に生きることを共通の願いとする

地球市民として協力し合いたいと考えています。

そのために明日からも今まで以上に情熱を

持って取り組んでいきます。

ありがとうございました。


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カード交換とは関係のないお話をもうひとつ。




2009年9月から11月はじめまでの

2ヶ月ちょっとの間、知人のアメリカ人の女性を

サブALTとして、当時の勤務校で活用したお話です。

なぜそのようになったかのいきさつは

次のとおりです。




彼女の名はケンダ・ピテッティ、
当時オレゴン大学の日本文化を専攻する

学生でした。彼女は私の妻がREXでオレゴン州

ユージーンに派遣中、ホームステイして

いましたが、その家のホストシスターでした。

日本文化専攻ということで、卒業前に

日本の生活を体験したいとの希望から

我が家に3ヶ月弱ホームステイしました。その間、

どうせなら日本の高校の現場を見てもらいたいし、

ネイティブがたくさんいればそれに越したこと

ないとの考えから、英語科で話をして理解を求め、

職員会議にかけて認めてもらい、晴れて週2回

2ヶ月の間、ボランティアのサブALTとして

勤務することになりました。もうひとつ大事な

ことは、本職のALTにへそを曲げられては困るので、

貴方は大事な存在で活躍してくれているけど、

さらにもう一人そんな職の方がいると助かる

と説明してしっかりと納得してもらいました。


勤務中の仕事はクラスに出て行ってもらって、

アメリカの文化紹介、リスニング教材の代読、

放課後の英語クラブで好きな映画を中心に

会話練習をするといったものでした。普段は

英語科の私の机の隣に席を設け、英語科の職員との

会話が増えました。日本語がわかるということで、

生徒ももちろんですが、英語科以外の教員も声を

かけてくれる人が多かったです。

最近よく感じるのですが、外国人が日本に来て、

日本語でスピーチをした時の聴衆のスピーカー

に対する温かい、労をねぎらう拍手の大きさは

聞き手の学校の種類、年齢、性別に関わらず

普遍的なものがあります。

そう感じるのは私だけでしょうか。


当のケンダですが、今年2012年6月から

英会話講師として新潟県長岡市で勤務しています。

私たちもびっくりの展開でしたが、彼女のキャリア

アップに役立てたとしたら本当に幸せです。

1つの小さなきっかけが意外な展開に

結びつくのも、国際交流の面白さのひとつ

かもしれませんね。



 


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今回のお話は直接ロシアとは関係がありません。


東京外国語大学留学生日本語教育センターで

日本語学習をされている世界各国から来た

国費留学生のうち延べ3名を我が家で受け入れ、

日本の学校事情を学ぶために私の勤務校である

直江津中等教育学校に

つれていったお話を書きます。


2010年の8月、東外大の先生から毎年

行っていたホームステイが実施不可能になり、

REX-NETを通じて少人数でもいいので

受け入れてもらえないかという依頼を

受けました。私ども夫婦は元REX教員であり、

子どもの国際理解教育にも最適だと思い、

2名の方の受け入れを承諾しました。


インドネシアから来たパトリシアさんと

ベトナムから来たクイーンさんです。

二人は8月の前半と後半の2回に分けて、

それぞれ3泊4日と4泊5日の日程で

我が家にホームステイしました。


後半のクイーンさんは日本の教育事情に

触れたいという希望から、私の勤務校に

連れて行き、私が担任をする前期課程

3年生クラス(通常の学校の中3)

1日授業体験をしました。


直江津中等教育学校はBe an ACE

(Ambition, Contribution, Energy)

スクールポリシーとする世界に羽ばたく

人材を育成することを校是としていますので、

大歓迎されました。生徒たちも異文化圏から

来た人に対して興味津々で、英語での

自己紹介、お国柄紹介は非常によく

聞いていました。お昼は生徒と共に義務教育の

代名詞的存在である給食を試しました。

クイーンさん自身にとっても、生徒たちに

とっても刺激的な、印象深い訪問となりました。


その1年半後、パトリシアさんが東大生となった

春休みを利用して、2012年3月半ばに1週間

我が家を再訪してくれました。初回の居心地が

よかったのか、うれしい再訪でした。


一番喜んだのは我が家の8歳と4歳の

やんちゃ坊主たちでした。2人ともいろんな遊び方

をして楽しませてくれました。この時も

1日だけではありましたが、直江津中等に

連れて行き、後期生の授業に出ました。

お昼の放送では前期生(中学課程)に

インドネシアの様子、直江津中等の生徒の様子、

東大のキャンパスライフなどをライブで語り、

流暢な日本語で生徒たちを驚かせました。

放課後は英語クラブに参加して、生徒と

語り合いました。お互いにとって刺激となる

良い体験でした。


英語圏に目が向きがちな生徒たちでしたが、

日本と同じアジアの国々からお客さんを

受け入れ、そちらにも目を向ける

良い機会となりました。


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