カード交換とは関係のないお話をもうひとつ。
2009年9月から11月はじめまでの
2ヶ月ちょっとの間、知人のアメリカ人の女性を
サブALTとして、当時の勤務校で活用したお話です。
なぜそのようになったかのいきさつは
次のとおりです。
彼女の名はケンダ・ピテッティ、
当時オレゴン大学の日本文化を専攻する
学生でした。彼女は私の妻がREXでオレゴン州
ユージーンに派遣中、ホームステイして
いましたが、その家のホストシスターでした。
日本文化専攻ということで、卒業前に
日本の生活を体験したいとの希望から
我が家に3ヶ月弱ホームステイしました。その間、
どうせなら日本の高校の現場を見てもらいたいし、
ネイティブがたくさんいればそれに越したことは
ないとの考えから、英語科で話をして理解を求め、
職員会議にかけて認めてもらい、晴れて週2回
2ヶ月の間、ボランティアのサブALTとして
勤務することになりました。もうひとつ大事な
ことは、本職のALTにへそを曲げられては困るので、
貴方は大事な存在で活躍してくれているけど、
さらにもう一人そんな職の方がいると助かる
と説明してしっかりと納得してもらいました。
勤務中の仕事はクラスに出て行ってもらって、
アメリカの文化紹介、リスニング教材の代読、
放課後の英語クラブで好きな映画を中心に
会話練習をするといったものでした。普段は
英語科の私の机の隣に席を設け、英語科の職員との
会話が増えました。日本語がわかるということで、
生徒ももちろんですが、英語科以外の教員も声を
かけてくれる人が多かったです。
最近よく感じるのですが、外国人が日本に来て、
日本語でスピーチをした時の聴衆のスピーカー
に対する温かい、労をねぎらう拍手の大きさは
聞き手の学校の種類、年齢、性別に関わらず
普遍的なものがあります。
そう感じるのは私だけでしょうか。
当のケンダですが、今年2012年6月から
英会話講師として新潟県長岡市で勤務しています。
私たちもびっくりの展開でしたが、彼女のキャリア
アップに役立てたとしたら本当に幸せです。
1つの小さなきっかけが意外な展開に
結びつくのも、国際交流の面白さのひとつ
かもしれませんね。
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