「彼」とはなかなか
会えない運命なのかもしれない...
昨年の4月は、
仕事を増やした直後の
繁忙期で断念したし
(昨春の日本でのファンミーティング
『EXO CHANNEL “THE BEST”』の話です)
今年は、というと、
私の大学の最終講義日と
見事にバッティングしてしまい
(行きたかったなぁ、くぅぅ)
大学の前期は終わり、
8月に入っても、
教員には、
最終採点業務が
残っているわけで~
映画も見に行けない・・・
これまで、私、
割と自由な価値観で生きていると
思っていたけど・・・
3人の子ども(※未就学児含む)の母親が、
人工衛星みたいにぐるぐる回る
「家庭」「仕事」という名の
地球周回軌道
から外れることは
思いのほか、
難しいもんだな
でも、
やっぱり彼に
会いたい
・・・逡巡のはてに、
秘密の気持ちを
抑えきれず、
この胸の高鳴りを
悟られないように
つとめて軽い口調で
夫にたずねてみた。
「明日の研修会(※仕事です)の後
ひとりで映画を
見に行ってもいい…」
大学時代、
気の置けない友人たちと
よく映画を見に行った新宿に、
まさか
20数年後
好きなオトコのために、
ひとり
駆けつけることが
こんな冒険となるとは…
夫は、
一瞬のいぶかしげな沈黙の後、
「まあ、いいよ」
そんなこんなを潜り抜けて、
「Fly Me to the Мoon」
を口ずさみながら、
フワフワした気持ちで
ようやく
新宿バルト9へ
・・・・って、
すみません
ポエムな日記から
始まりましたが~
今回は、
宇宙ステーションのランデブーのごとく、
意を決して
観に行った映画をご紹介します
いつもの通り、
ネタバレなしですが、
黄色い悲鳴が多いこと、
あらかじめ
ご了承下さい
THE MOON
こんな人にオススメ
宇宙の神々しさや壮大さに没入しつつ、次々と襲ってくる過酷な自然現象に立ち向かう人類の弱さと強さを同時に体感できるスぺクタル映画を見たい人~
過去の「あるつながり」から、現在につながる「贖罪の物語」に(やや疑問がありつつも)感動したい人
心身ともに逞しい男になったぞのド・ギョンスと、過去を背負う男のソル・ギョングの哀愁漂うセクシーさに心を奪われたい人
※ちなみに、
この映画を見た理由の
詳細については、
こちらもお読み頂ければ...
というだけで
幸せですね~
ざっくり言うと
こんな映画
壮大な月に魅了されつつ
一度はまると脱出困難な
孤独の深淵の中でもがく
人類の弱さと強さを
「体感」出来てしまうという
少しだけ未来の韓国
精鋭部隊3名による月面探査は
華々しく幕を開けたけれど・・・
アクシデントにより、
宇宙に残されたのは、
新人宇宙飛行士
ファン・ソヌ(ド・ギョンス)ただ1人
さて、どうやってミッションを
果たすのか・・・
・・・とまぁ、
ストーリーは極々シンプルですが
映像レベルを超えた
(=ディズニーランドの
アトラクションにでもありそうな)
ド迫力な動きに、
ソヌと共に、観客も、
月に着陸したかのような
臨場感あふれる
体験ができるでしょう
国家プロジェクトは
実は「贖罪の物語」でもある
国の威信をかけたミッションの裏には、
実は過去があり・・・
贖罪の物語が
絶望的な状況に陥った宇宙飛行士を
ドラマチックに
動かすわけですが
・・・まぁ、でも、
この点は、
この映画の評価を
分ける部分じゃないかなぁ
とも思いますね
(詳細は後述します)
総合的評価
判定保留
(暫定で、 星4.3)
私が鑑賞したのは、
新宿バルト9での上映最終週の
土曜日の18時
だったからか
お一人様と2人組半々
男女半々くらいの観客層で
80席のミニシアターは
ほどよい埋まり具合で
エンドロールの最後まで
ほぼ誰も立たないし、
私のドキドキを悟られない雰囲気は、
かなり居心地が良かったです
本当は、
ブロ友さんと見に行きたかったのですが、
冒頭の通り、
なかなか予定が立たないっ
という以外の理由も
実はありまして
・・・なんか、ね、
恥ずかしかったんですよ
初めて彼に会いにいく自分が
どうなってしまうのか
予測不能過ぎて
人目を気にせずに、
没入したいなぁ
というのもありました、実は
それくらい、
ギョンスが好きだー
と再認識した
2024年夏でございます...
ちなみに、
映画館では、
彼目当てと思われる女性陣は、
私より年上に見える方が多くて、
幅広い層に愛されてるんだな
と、初めてリアルなファン仲間に
遭遇しただけで、
これまたドキドキしました
ちなみに、
男性客は、
割とガチな宇宙マニアな方々が
多かったのかな~
・・・と、まぁ、
個人的な感情を抜きにしても、
大型スクリーンに
バーンと映るや
宇宙船
漆黒の闇の宇宙は、
もうとにかく
迫力満点
その上、
畳みかけるように
次々とトラブルが襲ってきて
だから、まぁ、
純粋なSF映画というよりは、
思っていた以上に、
パニック映画
の要素が強かったかな~
いずれにせよ、
ハラハラドキドキの
エンターテイメント映画
です
私は、
月の裏表の違いさえも
よく知らなかったので
暴力的なまでに
過酷な宇宙の自然現象や、
その中に取り残された人類の
絶望的までの孤独の深淵に
ただただ
息が詰まりそうなほど、
没入しましたね
さてさて、
私のお目当ての
ド・ギョンスは・・・
大画面のアップの
精悍な顔つきに
ニヤつきまくる私はさておき~
(絶対、誰にも見られたくないなっ)
これまでの
映画の彼の役柄は、
少年っぽさが残るような
ナイーブな役が多かったので・・・
純朴な高校生
@「純情」
勝ち気な北朝鮮兵
@「スウィング ・キッズ」
中途失明の柔道選手
@「あの日、兄貴が灯した光」
今回は、
人類の限界に挑む
制御不能な宇宙と戦いまくる
海軍特殊戦旅団出身の
宇宙飛行士ということで
ここまで
強靭なギョンスを見たのは初めてで
この映画のために、
きっと身体を鍛えたんでしょうね~
(まぁ、ダボっとした
宇宙服姿がデフォなので、
彼の正確な筋肉量は、
不明瞭ではありますけどね)
また、
今まで見たことのないような
凛々しい(そして痛々しい)
彼の新たな表情を見ることができました
・・・と、
推しをベタ褒めしつつ、
じ、実は、
彼以外にも気になる人が~
初めましての
ソル・ギョングは、
ソヌの救世主として
奮闘するわけですが・・・
過去を背負う
オトナの男の色気がダダ漏れで、
きゃー、ギョンスという
私の黄色い悲鳴を
かき消してしまうほどの
存在感でした
他の作品も見てみたいなぁ
…と、
俳優陣とか
圧倒的迫力の映像を
賞賛しつつも、
マイナス分は・・・
130分の映画では、
少々詰め込みすぎ
あるいは
中途半端な
ストーリーだったかな~
ネタバレぎりぎりで説明しますと、
国家プロジェクトなのにも関わらず、
数人の関係者の
コネクションと過去を
ベースとして、
地球生還を目指す
というのが、
無理があるというか・・・
私の感覚にフィットしなかった、
と言うべきか
むしろ、
カラッとしたアメリカ映画みたいに
「こんなことあり得るかい」
とツッコミいれつつ、
圧倒的迫力で魅せるか
あるいは
もう少し人間関係に焦点をあてて
ヒューマンドラマにするか
つまり、
メインテーマを焦点化した方が
映画としては
引き締まったんじゃないかなぁとか
あるいは、
様々な人間関係を
丁寧に描いて、
8話くらいのドラマにした方が
設定が活きたかもしれないなぁ
とか、色々と考えましたね。
・・・と、
推し主演でも、
このブログのポリシー通り、
中立的視点から
(ホントかっ)
語りましたが~
個人的には、
ただいま私、
子宮筋腫に
翻弄されているので
時に暗黒の流星雨に襲われながらも、
神々しく美しく光るクレーターとか、
絶え間なく変化する月
を見ながら・・・
私の子宮も
月みたいなモンだなと、
ちょっと哲学的というか
達観した気持ちになりました。
(イミフですけど、わかる人にわかって頂ければ...)
あるいは、
政治的にみれば、
月探索=各国の領土争い
・・・と捉えると、
もはや、
ただロマンな存在
というわけにも
いかないんだなぁ
というのも、
新たな発見でした
なので、
きっとこの映画
THE MOON
も、その人の置かれた立場や
価値観によって、
だいぶ見え方も
違うかもしれないですね
いずれにせよ、
私のギョンスとの
ランデブーon THE MOONは、
ひそやかであまい
夏の思い出となりました
これからご覧になる方は、
ぜひぜひ
大画面で大迫力を
堪能してくださーい