パワスポの138回 あなたの守護神、知ってますか?言社におられる守護神
以前、ブログに書いたことがあるのですが、
日本の守護神信仰といえば、
①観音様
②稲荷様
③龍神様
④地蔵様
⑤大黒様・恵比寿様
らしいです。
今回のお話は、日本の代表的な神様で、守護神信仰の神様でもある大黒様(大国主命様)です。
(詳しくは、こちら第51回 七福神様に自分の願いを聞いて頂くには(その3 大黒天様))
京都の下鴨神社(賀茂御祖神社(かも みおや じんじゃ))さんに「言社(ことしゃ)」というお社が、7社あり、それぞれ干支ごとの神様が祀られています。
干支ごとの神様と言っても、実は、すべて、出雲大社の神様である大国主命様なのですが、大国主様には、たくさんの名前があって、それぞれ違う神様を一緒にして、呼ぶときに大国主様と呼んでいるとの説もあります。
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大国主神(おおくにぬしのかみ)、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)
大穴持命(おおあなもち)、大己貴命(おほなむち)など20数種類
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古事記の3割ほどが、大国主様のお話で、事実上、日本(葦原の中つ国(あしはらのなかつくに))を完成させ、その国を天津神(天照大御神様など)様に譲られた古代日本のスーパーヒーローですので、その神気も凄いものがあるようです。
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十二支 守護神 お参りする言社(ことしゃ)
子 大国主神 二言社 北社
丑 大物主神 二言社 南社
寅 大己貴神(おほなむち) 三言社 中社
卯 志固男神(しこお) 三言社 北社
辰 八千矛神(やちほこ) 三言社 南社
巳 大国魂神(おおくにたま) 一言社 東社
午 顕国魂神(うつしくにたま) 一言社 西社
未 大国魂神(おおくにたま) 一言社 東社
申 八千矛神(やちほこ) 三言社 南社
酉 志固男神(しこお) 三言社 北社
戌 大己貴神(おほなむち) 三言社 中社
亥 大物主神 二言社 南社
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因みに、ご利益は、開運、厄除けなど、ほぼすべてのお願いごとに対応しておられるとのことです。(さすがです!)
特に、縁結びに関しては、特に、ご利益が高いとのことです。
ここで言う縁結びとは、男女の仲だけでなく、仕事上の人との縁、地域社会との縁、お金との縁など、広範囲の縁が含まれます。
京都に行かれた際には、参拝されると、宜しいかもしれません。
また、大国主様系の各神様は、大神神社さんや金刀比羅宮さんでには、大物主様、東京の神田明神さんには、大己貴命(オオナムチノミコト)様が祀られているなど、結構、色んな神社さんにおられます。
お近くの、大国主様や大黒様関連の神社さんもよく見ると、自分の守護神様かもしれないので、一度、ご確認されると宜しいかもしれません。
歴史的にみた古事記のお話
大国主様は、色んな神様の集合体として国を治めましたが、元々、大陸を渡って、日本に入ってこられたのは 、伊弉諾(イザナギ)様・伊邪那美(イザナミ)様が先のようです。
で、大国主様の若い時のお名前である「大己貴(おおなむち)」様を養子になされたとのことです。
※神様としての大国主様の本体は、大己貴様ということのようです。(大己貴神社さんの「気」が強いのは、このためか・・と、最近納得した次第です。)
イザナギ様とイザナミ様は、後から入ってこられた 「素盞鳴(スサノオ)様」 との戦争を避けるため、正式な跡継ぎの継承者である 「大己貴様」 と、スサノオ様の一番下の娘の「須勢理姫(すせりひめ)様」とを、政略結婚させたようです。
その時に、大陸から渡ってきた二つの大きなグループ、日向系(天津神(あまつかみ))と、出雲系(国津神(くにつかみ))の同盟がなり、二つのグループをまとめる主として、大己貴(おおなむち)様から、大国主(おおくにぬし)様へと名前が変わったらしいです。
その後、国が落ち着いてから、日向系(天津神)に国を譲ったらしいです。
むかしむかしの日本で、戦乱を避けようとした立派な神様として祀られている大国主様ですが、どうやら、歴史的にみても、そうだったかも・・しれないということです。
(諸説あります・・ので)
もう一つの説は、出雲の国と大和の国が戦って、出雲の国が破れて、大国主様の魂を封じ込める(呪いをかける)ために、多くの名前をつけて、自分が何者かわからなくするという呪法を使ったため、名前が増えたとの話です。
※ 「千と千尋の神隠し」で、千尋ちゃんが、自分の名前を忘れそうになったアレです。
出雲から、当時の日本としては最大規模の剣や銅鐸(どうたく)などが見つかっていて、また、昔の出雲大社は、60mを超える超巨大な神殿だったことも、遺跡調査からわかっており、かなりの規模の国であったことは、間違いないようです。
神様とお話できる方は、大国主様がおられる神社さんに参拝されて、直接、真実をお聞きください。(少ないかと思いますが・・)
神様とお話しできない方も、この知識があるだけで、神様から、よく思われるらしいので、参拝の際は、関連記事も含めて、読み直されることをお勧めします。
ご健闘をお祈りしております。
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